1 始まり
初めて小説を書きました。
文章がおかしかったり、誤字があったりするかもしれませんが、優しく、暖かい目で見守ってください。
俺、雪宮九郎は自他とも認めるに脳筋である。どこがどのように脳筋なのかと言うと、ゲームで火力を一番に考えることだ。ポ○モンでは、手持ちの技構成は全てPP5。ド○クエでは、僧侶以外バトルマスター。モ○ハンでは、耐性と防御力を無視して攻撃スキルを盛りまくった。
そんな脳筋の俺は、先日高校を卒業して大学に入学するまでの間、超絶暇人になっているのである。しかし、予定がないわけではない。今日の夜十時から友人達とオンラインゲームをする予定だ。
「どーすっかな………十時まで寝るか昨日あんま寝てないからな…」
zz zz zz……
「あーよく寝た………ってやばい‼︎寝過ごした‼︎もう十一時じゃねぇか‼︎早くログインしねーと」
焦った俺は素早くPCの電源を入れ、ゲームを開始した。
「やあ、やっと来たね。まちくたびれたよ」
「ほんとだよ、一時間も何してたんだよ」
「すんません。寝過ごしました」
「はぁ、お前またかよ?反省しろ?」
「さーせん反省してます」
「嘘つけ全然反省してないだろこの前もそう言ってたぞ?」
「これは罰ゲームというか、ペナルティが必要だね」
「ペナルティって何よ」
「うーん君にとってもう遅刻できないと思えるのにしないとだから………今日バトマス禁止とか?」
「それ採用お前今日バトマス禁止な」
「ハァ??嘘だろ⁉︎俺からバトマス取ったら何が残るんだよ⁉︎」
「パラディンがあんだろ。あと、レンジャーも」
と言うやりとりがあって今日は育成途中のレンジャーでプレイすることになってしまった。
二時間後、俺達はダンジョンのボスモンスターを倒し、ガチャを引いていた。このゲームはダンジョンのボスモンスターを倒すと、クリア報酬としてガチャを引くことができる。クリアする度に引く事ができるので、確率は渋めである。渋いというかふざけている。
「頼む当たってくれ……」
と、祈りながら引いたガチャは見事当たりを引いた、最上級ポーションである。ちょうど個数が少なくなっており、買おうと思っていたところだ。ちなみに他二人はカスを引いたようだ。
「今日はもう切り上げようか」
「せやな」
「おつかれおやすみ」
PCの電源を落とした俺は、特にやる事がないので寝ることにした。しかし、ゲームをする前まで寝てたのが災いして全然眠れなかった。仕方なくベットでごろごろしていたら、突然電源を入れてないのにPCの画面が輝きだした。
「は……?」
俺の意識はそこで途絶えた。