表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法に満ちた世界で  作者: ray
3/20

異変

それから何日かが過ぎたある日のこと




いつものように1限がすぎ、2限が過ぎていく



そう…いつもと同じはずだ。



………でもなにかがおかしい



「レイ、顔色悪いよ…大丈夫?」



移動教室の前、ベルとラミィアが心配して話しかけてくれた



「あ、うん全然大丈夫、ありがと」



何とか笑顔を作って微笑んで見せた



でも中身は大丈夫とはかけ離れていた



何かこう……ここにいちゃだめな感じが……



いや……きっと気のせいだ、



私は魔力もないし、そんなものを感じる力もない



きっと不安になりすぎているだけだ、きっと



さてさて、昨日の続きは……










その時だった









ドーン、バーンという激しい爆発音が遠くで聞こえた










「なにっ?今の……」


慌てて窓を開け外を覗くと、遠くの方に見える山から煙があがっていた。


「爆発…?」


あまりのことに呆然としているとこちらに多数の人影が迫ってきた







……………ほうきに乗っておらず直接飛んでいる






風属性の人たちだ!!!

逃げなきゃ……


はやく………


急がなきゃ…




でも足が全然言うことを聞かない。



そうこうしているあいだにもどんどん影は迫ってくる






「あ……あ………」



恐怖で音が声にならない



その時、パシッと後ろから誰かに手を握られた



「何やってんだ、逃げるぞ!」



その声に私は一気に現実に引き戻され、足がふわっと軽くなった



「ほら、走るぞ!いいな?」



「う、うん、そうだ、みんなはどうなったの?」



「先に安全なところに避難してる、ったく何やってんだ……心配だから見にきてやったらあんなとこに突っ立ってるし…あんなことしてたら最初の獲物になるぞ」



廊下を疾走しながらオルクが私を叱りつける。今回ばかりは反論できない



「……ごめん」



「謝ってる暇があったら足を動かせ、急がないと…奴らが…………レイ!伏せろ!」



「え?………うわっ」



オルクが私を後ろに突き飛ばした瞬間、目の前のガラスが割れ、何か黒いものが突入してきた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ