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第14話:逃走

この世界に来てから不幸の連発なわけだ

しかも、このタイミングで・・・



これがRPGゲームなら


ショータは特殊アビリティ「不幸」を習得した

とか出るんだろうな


いや、まさか!呪われた装備でも装備してしまったんじゃ、教会はどこだ?





「なあ、ハーヴェイ。あれって俺を指差してるよな」


念のため聞いてみる


「ああ、そうだろうな」


「もしかして見つかっちまった?」


「ああ、そうだろうな」


そういってる間にも鎧を身に包んだ騎士がこっちにやってくる

とりあえずフードをしてるから顔は見られてないだろうけど捕まると終わりだ



「よし、逃げるぞ。ここで捕まるわけにはいかない。

それじゃあ、別行動の方がいいか。ちょっとまってくれ

ここは市場だ、作戦に必要なものが売ってる」

あたりを見回して目的の物を探す



あった、なんだかよくわからない果物屋の横にそれは売っていた

何だ?あの果物。人を撲殺できそうな代物だ


「おっちゃん、そのマジックボールを10個くれ」


銀貨を差し出しながら言う、これで全財産を使い尽くした

全財産を使い果たすまで5秒とかからなかった


「なあ、ショータ。騎士が来てるって!呑気に買い物してる場合じゃないだろ」


買ったマジックボールを全部ローブのポケットに入れる


「よし、ハーヴェイ逃げるぞ。市場に居る最後の1人には事情を説明してくれ。俺はやることがある」


ゴードンの屋敷の外の40人ほどを助けるのは簡単だ、しかし問題は屋敷の中の約10人

これを助けなくちゃならない



「じゃあ、俺逃げるから!後よろしく」


そういってる時間も惜しい、全速力で走り出す

ゴードンの屋敷の場所は教えてもらっているし頑張れば数分で着くだろう


後ろから、「コラーーーーー逃げんなぁぁぁマテーーーー」と言われずに「ちょっと待って下さい!」


と敬語で言われたのだからばれてるんだろうなぁ


と考えつつ全力疾走


そして驚いたのが騎士の移動速度だ、あんな鎧着てるのに何であんなに早いんだよ!



「うわぁ、急にめまいがぁぁー」

遠くで明らかに棒読みな声が響いた

後ろでハーヴェイが倒れて騎士の目を引かせる


と、その間にも全力疾走



ああーー、今日は走ってばっかりだな。これは明日も筋肉痛かよ

こんなに走ったのは生まれて初めてじゃないだろうか







10分後



ハァハァ・・・もうやだ、走るのやめた!

現代っ子の体力を舐めるなよ、学校の体育の時間以外で全力疾走なんて滅多にないんだぞ

こんなことならもう少し体育の授業頑張って置くんだった・・・



まあゴードンの屋敷についたのはいいけど、どうやって入ろうかな

この屋敷、学校の体育館くらいあるんじゃないだろうか、相当大きい。




とりあえず残りの約10人を助ける仕込みは終わったけど


ドアにインターホンがない・・・

まあ、この世界で電子機器は見たことないけど

自転車やインターホンくらい発明してくれよ前国王様よ・・・

なにやってたんだよ



ドアの横にマジックボールらしき物が埋め込まれてるからこれが呼び出す為の物なのだろう


そして俺は勇気を振り絞って





ドアをノックした










だって、ドアの横にマジックボールガ埋め込まれていたからって使い方が分からなければ意味が無いじゃないか・・

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