表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

焦り

作者: 陽持白譚

ーーやばい。


どうしようどうしよう。


隣の女の子は最近流行っている赤ペンを持って机に向かっている。


先生は手に持った解答を読み上げながら教室の中を巡回する。


隣の列は、回り終わった。


次は、俺の列にやってくる。


ーー恥ずかしい。こんなの見られたくねぇ……


残り5秒、4秒、3、2、1……


「あれ?」


ーー そんなこと言うなよ! みんな反応するだろうが!!


「いや、ちゃんとやってきたんですよ? ただ聞き間違えただけじゃないですか」


ーー喧嘩売っちゃった…… 完全にみんなの注目の的になった……


「まったく……」


ーーはあ……仕方ない、謝っておくか。後々面倒になるからな。


「はい、スミマセン。宿題のページを思いっきり間違えてやってきてしまいました」


ーーこんなことで謝るなんて、屈辱だ……



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ