表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガルエンヴィ  作者: 夢物語
30/32

第三十話 破壊者再臨

月面基地ムーラス内に警報が鳴り響く。



「姫様、海賊船は沈黙したままです」



「私が陣頭指揮を執るから、基地の守備は任せます。

アウル隊出ます!」



アウルを乗せたルシフェールと共にネオアーマー数機が飛び立つ。



「頭、なんか来ましたよ?」



「無視しろ。

座標はあってるんだろうな?」



「はい」



「さてと…野郎共!

戦の始まりだ!」



イスから立ち上がり右手を突き出すガイス。



「海賊船から何機も出撃してる。

また戦争が…」



その頃、地上に海賊船からデータが送られていた。



「一体何の騒ぎだ?」



「クルード陛下!

宇宙に海賊船が現れ、部隊を展開。

それとこのようなデータが送られてきました」



ネスタの前にあるモニターにガルエンヴィの設計図が映し出される。



「ガル…エンヴィ…あのアンノウンか。

ん? 音声データ?」



「あーあー、初めまして諸君。

わしは天才科学者のマッド・ウィラー。

諸君らにわし達の目的を話そう」



それから数分、マッドの話を聞いたネスタ達は言葉を失う。



「…この男が言っている事は事実か?」



「…はい」



「そうか…宙域の部隊を後退させ、海賊船の後方に全戦力を集結させろ!」



ネスタの指令はすぐにアウルの元に届いた。



「後退!? どうして…みんなは下がって」



「姫様は?」



「念の為に残るわ」



「しかし」



「大丈夫」



「わかりました」



アウルを残し部隊が引いていく。



「頭、撤退し始めたみたいです」



「じいさんの仕業か?」



「まあ信じたという事じゃろう」



マッドの声がブリッジに響く。



「そろそろいいか?」



「ああ、待たせたな。

暴れてこい!」



「ガルエンヴィオメガ、全てを破壊する!」



「また一機出てきた…この機体!?

似てるけど少し違う…」



ルシフェールのコックピットに通信が入る。



「よう、お姫様」



「どう…して…」



「手足は機械になったがまだ生きてる。

目的を果たすまで死ねないからな」



「ラウド、あなたの目的は何!?」



「言っただろ全てを破壊する…父さんと母さんの眠りを妨げる全てを!」



「あなたには戦いしかないのね」



アウルへライフルを向けるラウド。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ