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一・小手調べ

・魔法売り


魔法売りに客は言った。「難病の娘の治療費をくれ」近くの銀行から五千万円が紛失した。その捜査担当の刑事が次の客だった。「証拠がほしい」捏造された証拠によって無関係の夫婦が捕まった。その息子が最後の客だった。「不幸な人が生まれない世界にして」世界はその日、滅亡した。 #twnovel



・悪魔の呪い


悪魔がお好みですか? 私の知っている悪魔のお話など。その悪魔は超美形でして、その癖、頭脳は子供以下。だからよく失敗するのですが、最たるものが神聖王国の王族に送った呪いの手紙ですね。王国は以後四百年に渡り繁栄したんです。悪魔が間違って手紙にかけた祝福のおかげでね。 #twnovel



・雲ひとつない青空の


雲ひとつない青空、というが、そんなのありえるか? 見えないだけで、ちょっと鳥になってみればそこら中に小さな雲を見つけられるんじゃないか? とすれば可能性は限りなく0に近い。でもオレは待つしかないんだ。「雲ひとつない青空の下で、また会おうね」彼女がそう言ったから。 #twnovel



・バルコニーと騎士


「カインズ卿!? どうしてこのような時刻に、しかもこのような……」「あなたに会いたい気持ちが抑えられなかった。許してください」「衛兵に見つかったら事です。お入りください」「ありがとう、サラ」「やはりお引取りを」「なぜだサラ? 急にそんな……」「妹の部屋は隣です」 #twnovel



・あるのかないのか?


「ある」「ない」「気づいてないだけだね」「オレに運なんてない。オレが言うんだから間違いない」「自分ではなかなか気づかないものさ」「そんなもんあったら183回連続で宝くじ全部外れとかありえんだろ」「何か勘違いしていないかね?」「え?」「頭の上だよ」「げ、鳩か……」 #twnovel

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