プロローグ
初投稿です。
初めて見る魔人は、圧倒的な威圧感を放ち、空が魔人と呼応するように、飲み込まれそうなほどの漆黒の雲が街を包む。
瞬く雷光と轟音が轟き、魔王が襲来して、地獄を引き連れてきたのかと、錯覚するほどの恐怖が襲う。
閃光が視界を奪うと、地響きがするほどの轟音が轟き、雷が大木に直撃し、「バリバリ!」と音を立てながら、真っ二つに裂けて折れた。
「我が名は“アイリン”、この国を滅ぼしに来た」
見たこともない魔物に跨り、剣に炎を滾らせる魔人。
突然の魔人襲来に、ただ、立ち尽くすことしか出来ず、全身から血の気が引く。
呼吸が荒くなり、息苦しさで気を失いそうなほど、圧力を感じる。
「その程度の人数で我を倒せると思っているのか!?我を倒したければ全力で来い!」
魔人の一振りで目の前の地面が抉れ、抉れた地面が燃え盛る。
周囲の人間が慌ただしく逃げ惑い、緊急を知らせる鐘が鳴り響く。
この世の終わりを告げるような情景に、命の危機を悟った。
「こんなはずじゃ、なかったのに……」
迫りくる恐怖と後悔に、思わず、弱音が漏れてしまう。
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