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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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森へ

「「???」」

俺と瑠璃は見てもまったくわからなかった。


「どうする?いくか?」


「まぁここにいてもなんもわからんし行ってみるか」


「私はあんたの指示に従うわ、昔みたいに」


「あ~今確かにそれっぽかったか・・・」


「ふふふ、別に深い意味はなかったんだけどね。まぁあの時みたいにあんたが仕切ればいいわ」


「んじゃまぁ行くか」「「おぅ」」


「と言ったもの道わからんから赤鬼先頭頼んだ!」


「任された!」


「はてさてどこにでるやら・・・」

俺たち一行は赤鬼しかわからない獣道を頼りに森の中に入っていく。


それから3時間ぐらい歩いたのだろう。3人とも若返ったからなのか、齢95を越えて鍛え続けてきたことが原因なのか手がほとんど入っていない歩きにくい森にもかかわらず誰もがまったく疲れ知らずである。


「なぁ?さすがにおかしくね?俺たちですらさすがに疲れるよな?」


「そうね、いくら何でも当時を思い出してもここまで余裕はなかったはずよ」


「だよな、赤鬼は例外として俺と瑠璃はさすがに少しは疲れるよな」


「いや、さすがのわしだって戦争前の時はあれほど疲れ知らずじゃなかったぞ」


「はいはい、初めて会った時からお前は体力バカだったから」


「そうよね、あれを見た時系統は違うにしても自分の鍛錬がまだまだって思ったもの・・・」


「俺もあれ見て井の中の蛙だって思ったわ」

赤鬼は耳を真っ赤にしたまま前を見続けながら歩き続けている。

しかし、急に止まって手で合図をしながら警戒をしだした。

何かが分かったのか手の合図で指示を出し方向距離の合図を出した。


俺達はそれを頭に入れつつ赤鬼の指示に従い、そちらに近づきつつ目標を確認した。


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