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老人の異世界散歩  作者: 浦見 比呂
王国編
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現状確認

「目の前で何かめちゃくちゃ焦ってる人を見て逆に冷静になるってやつ?本当に冷静になるのね・・・感慨深いわ」

赤鬼も横でコクコク頷いてる。


「はぁ、わかったよ。もういいわ。んで、今の状況をどう思う?」


「いやどう思うって言われても・・・。とりあえず一つ聞いていい?何であんた若返ってるの?」


「俺も若返ってる・・・か。」

手を見ると張りのある皮膚をしている。


「〈も〉ってことは・・・あら、赤鬼も若返ってるわね。私も手を見る限り若返ってるわね」赤鬼も頷いてる。


「だな、3人とも若返ってる。しかも10代って感じだな」


「う~ん、過去に戻った?記憶付きで・・・?」


「どうだろうな、俺たち戦争前に会ったことなかっただろ?俺ここ見覚えないんだけどここ見覚えある奴いるか?」


「私は知らないわね」「わしも知らんな」


「ん~何もわからんな」

俺はそこで立ち上がって湖の方に近づく、皆も何をするかわかったのかついてくる。

湖の辺に行き湖の水で顔を確認する。皆もそれぞれ覗き込んで見ていた。


「やっぱり戦争前っぽい年齢だな」「そうね、私も少し前だと思う」「俺はわからん」


「あっ!赤鬼!お前戦争しょっぱなの時期に銃で自分撃ったろ!?あの傷あるか?」


「あぁ~あったわね。不器用すぎて自分の撃った弾が跳弾して当たってたわね」


「ふむ・・・脇腹に銃痕あるか見てくれ」

そう言い服を捲し上げた。


「微かに傷跡はあるが、よく見ないとわからないほどに治っているな」「そうね」「そうか」

俺たちは頭の中で考えながら周りの森をキョロキョロ見ていた。


「あそこに人が歩いてできたような獣道があるが」

赤鬼がぼそっと言った。


「どこだ?」「どこよ?」


「あそこだ」と指をさす


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