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ケチャ  作者: 大間九郎
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もし、ヴォリスヴィアンが生きていたら、書くであろう記事

『ダンスの快楽を求めると、最終的に痙攣になる。ポップは筋肉の支配を自己に回帰させる快楽を主軸とするなら、EBMは儀式的な集団舞踏によるトランスを求める。ダンスとは脳を含めフィジカルの求める愉悦の極致だ。これがダンスの本質で、フライドチキンの鶏肉の部分だとするなら、香ばしくスパイシーな衣の部分は文化ということになる。

 ダンスはポリリズムのような神との交信から始まり、豊穣の祭りでは音楽と共に踊り、精霊をその場に、体に落とす。それは今、他の惑星から移民を多く受け入れたこの地球でも変わらない。いやより先鋭化され、消化され、昇華され、崖の突端まで来ているといえるだろう。

 我々は、後はここに留まるか、落ちて死ぬか、それしか残されていない羊の群れだ。

 崖の先端の名前は『本牧・タブー』、鳴り響くはニケの息吹、ここが私たちの死に場所だ』


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