エピソード0
VRMMO初投稿です。
どうぞよろしくお願いします。
それは大学の実験室から始まった。
『人工知能による歴史的事実の検証』
官学合同で行われたその実験は簡単に言えば時代背景を設定し、自律思考型のAIを用いていかにしてその歴史的事実が起こったのかを検証するものだった。その実験結果に基づき発掘をしたところ、文化的資料が発見されたりと、ある一定の成果を出しその実験は終了した。そしてそのために作られたAIやシステムはそのまま廃棄される予定だった。
そこに研究員としてある男が働いていた。男はこのままこの箱庭が消えていってしまうのはもったいないと考えた。そして自らの研究を行いつつ独自に開発を進めていった。
20年後・・・
1つのゲームの発売が発表される。最近話題のVRMMO、バーチャルリアリティーマッシブリーマルチプレイヤーオンライン、つまり仮想現実の中に自らの意識をダイブさせて遊ぶオンラインゲームだ。そのゲームは他とは比較にならないほどのリアルさ、そして自由度を誇っていた。ベータテスターのプレイ動画を元としたCMは世のゲーマー達に歓喜をもたらした。俺達の世界がやって来たと。そしてそれ以外の者達の興味さえ引くほどの魅力があった。
その名は『アナザー・ワールド・オンライン(通称 AWO)』
これはゲームではない、もう一つの世界への旅行券だ、とのうたい文句と共に販売予約を開始すると初回販売分に対して応募は30倍にも及んだ。
そして今日、3月1日。わずか3%程度と言う幸運を引き当てた者たちが初めてAWOの世界へと降り立つのである。
読んで頂き、ありがとうございます。
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よろしくお願いします。
次話は本日21時ごろ投稿予定です。




