表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Apathy

作者: aster

ある夏の日に知らない街に出かけてみた。

見たこともない世界がそこにある

それはとても鮮明に描かれた世界

これほどまでに描けたらな

自分に酔いしれ、空を眺めて

その世界を探し始めた


いたずらに過ごす時間だけれど

画面を見つめ再び胸を揺さぶる出来事に

既に空っぽの時間は忘れてしまった

でもどこか遠くを見つめだけで

どうしようもないこんな僕は

夏の喧騒に乱れて

ただその場で立ち尽くしていた


ある夏の日にまたあの街に出かけてみた

もう見慣れた世界はそこにある

それはあのお馴染みの綺麗な世界

俯き一人涙をこぼした

快晴の空の下に相応しくない姿は

醜くて虚しいものだった


何もせずにすぎる時間

またいつの日かと同じような出来事も

既に何も感じなくなってしまった

無理だと決めつけ今はただ見つめるだけ

どうしようもないこんな僕は

幾つもの感情に荒らされて

何も思わなくなってしまった


いつからだろうか


無感情、無意味な時間

何のために生まれてきたのだろうか

もう悲しくもないのに何故か涙がこぼれて

自分で自分を傷つけたって何も答えは出ない

もう盲目で前が見えない僕は

狭く冷たい部屋の中で

ただ生きていくだけ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ