うつろの夜
掲載日:2025/10/27
誰に「ありがとう」って言われても
本心だと思えなくて
大切にできない自分が
もうどうしようもない
信じることを放棄したら
びっくりするくらい空っぽ
明日の朝に神さまがやってきて
私を消してくれたら良いのに
そういう特別で良かった
ただ普通の人として終わるくらいなら
もうあの子がいないなら
全てのことに意味はなくなった
そう思うと楽だったから
今日を締めくくる夜が来たって
ひっそりとベッドの隅に隠れて
なんとか置いてけぼりにされないかな?
空想は楽しくて
それを誰かに伝えることはめんどくさかった
誰の「好きだよ」も信じられなかった
だって私は好きじゃなかったから
虚しさを抱えて仕方なく眠り
神さまを待つのだ




