誰にでも書けるエッセイ(エッセイジャンル活性化を願って、不肖宇宙人が書かせて頂きます)
エッセイジャンルがなんだか盛り上がってる(?)ようなので、私も便乗してみました。
皆様、ごきげんよう。
わたくし、宇宙人のシーナ・ド・ハッチャメチャ・ココミックと申します。
地球では『しいなここみ』と名乗っております。どうぞお見知りおきを。
さて、タイトル。
タイトルだけ見ると、よく意味がわかりませんわよね?
『誰にでも書けるエッセイ』? それって何かしら?
『エッセイなんて簡単だから誰にでも書ける』という意味?
それとも『ピアノを弾くのは難しいけれど、“ねこふんじゃった”は誰にでも弾けるピアノ曲』のように、『こんなエッセイなら誰にでも書ける』みたいなことの紹介なのしから?
ふふっ、どっちも正解ですわよ。
小説は物語を作るのが難しいですわ。
わたくし、大学生の頃まではろくに物語なんて作れませんでしたのよ。
登場人物を無理やり動かして、とても不自然な行動をさせて、結局ハッチャメチャな、何がしたいのかちっともわかって貰えないようなものしか書けませんでしたわ。
読書感想文も難しかったですわ。
何を書くことを期待されているか、先生の目が気になって、正直にのびのびと書けないんですもの。
何よりクソおもんない小説を読んで『ここが素晴らしいと思いました』みたいに嘘をつかなくてはならないんですのよ! 『クソつまんなかったです』という内容を、本当は書きたくもないけど書くならそれしかないというのに!
ですけど、エッセイ。
これって、自分が日頃思ってることを素直に書けばいいんですもの。誰にでも書けますわよ、それは、もう。
ちょっと面白かったこととか、こんなもの見たよとか、何かありますでしょう?
え、ないんですの?
ま、まあ……、コロナな世の中ですものねっ。
ないならないで、それなら自分の好きなものについて書けばよろしいんですの。
ありますでしょう?
これが好きだ! こういうところが好きだ! こうだから好きだ!
何でもよろしいんですのよ(にっこり)
そしてエッセイジャンルは、『なろう』では人気こそないものの、書けば読んで貰え、★も100ぐらいなら簡単に貰えてしまえる楽しいところだと、少なくともわたくしは思っておりますのよ☆
わたくしはフェレットというマイナーなペットと同居しております。
動画サイトで犬や猫のものなら数十万、数百万回再生される動画はよくありますけど、フェレットものは多くて数万回、普通なら数十〜数百回というマイナーっぷりでございます。
でも、わたくし、フェレットが大好きですの。
犬や猫も大好きですけど、同じぐらいに……、いえ、少なくとも現在は、一緒に暮らしているフェレットのほうが大好きなのですわ。
だからフェレットのことをエッセイにして書きました。
別に凝ったことを書いたわけではありませんのよ? ただフェレットには個性があって、最初にお迎えした子と今の子が全然性格が違うみたいなことを書きましたの。
そこで先代の子が初フェレットだったものだから、彼をこそフェレットだと思い込んでしまって、性格のまったく違う今の子を「あんたなんかフェレットじゃない!」とか認めなくて、なかなか愛することが出来なかったということを書きました。
ですけどあることをきっかけに、ようやくわたくし、気づいたんですの。先代の子はもう天国に行ってしまっていること、今の子が先代の『代わり』ではなかったこと、今の子は今の子で、かけがえのない個性を持っていることに。
そのことを嘘偽りなく、素直に、『先代の子のここが好きだった』『今の子のここが好きじゃなかった』『でも今では大好きだ』と、何のひねりもなく書いただけでしたの。
そのエッセイが今のところ、わたくしの1番のヒット作となっておりますわ。
また、単に『トイレでムカつくことがあった』とか、『やきそばが好きだ』『気づいたら唐揚げばっかり食べてる』みたいなことでも書いたら読んで貰えるのがエッセイのように思っております。
わたくしもエッセイは作者さんの名前に関わらずよく読んでおりますのよ。
短いので気軽に読めますし、登場人物の名前を覚える必要ないですし、知らなかったことを知れたりもしますし、面白いですからね。
他の方も仰ってますけれど、『なろう』についてのエッセイでもよろしいですわよね。
何しろここではそれは皆に共通する話題ですし、ネタは尽きないように思います。
『エッセイジャンルのランキングに物申す』みたいなアグレッシブなものでも、『エッセイジャンルは楽しいよー』みたいな活性化を図るものでも、何でもアリ。
でも、わたくしの好みとしては、ヘイトよりはライクが溢れて欲しいですわ。
どこかのたらこ唇から生えてる毛みたいな方も仰ってましたけど、パクリではございません。
わたくしは『嫌いなもの』『疑心暗鬼による粛清を図るもの』を書いたものよりも、『好き』で世界を満たそうとするようなニコニコするようなものを読みたいんですもの!
好きなものを書けばいいのだから、エッセイを書くのなんて簡単ですわ。
豊富な知識と知恵と見識で立派なエッセイをお書きになる方の真似は確かに誰にでも出来るものではありません。
でも、好きなものについて書くだけなら、誰にでも出来るのですわ。
そしてこのジャンルの読者様は、きっとそれを読んでくださるでしょう。
好きに書けば読まれるなんて、人気ジャンルではあり得ないことでしてよ?
さぁ、あなたの『好き』も教えて頂けませんこと?