先延ばしと、虚しい努力
同じような内容には皆様、呆れてることでしょうね。個人の全詩集となると、よほどのことがないとこんなもの、かな?時期が離れていない結果、おなじところをうろうろするのは避けられないことなのですか・・・。ってことで、この書き込みも、だんだん苦しくなってきました。
「往く日」
二十歳になる日に決めていたけど
寒い今夜
芥川の年まで生きてみようかとも思う
「パンドラの災難」
昔、神が、女に持たせた箱には
災禍が詰まっていた
女が箱を開けた時
禍は、地上に逃れ
希望が残ったという
神は、希望が最大の 禍 なのだと
知っていた
「謹厳、克己、自制、禁欲」
肉欲はいつも俺をきりきり舞いさせる
功名心はいつも俺に媚びている
自己愛はいつも俺を信じたがっている
これが生の執着か
イライラか
倦怠か
それとも、便秘が故の自家中毒か
おうい、医者だ
精神神経科医だ
発狂寸前だ
君は性的な抑圧があります
君は反動形成の傾向があります
君は異常性欲患者です
君は性格異常者です
君は躁うつ病患者です
君は・・・
君は・・・
さて、お話はまだまだ続きます
君は入院の必要があります
家族の承認証があります
いかに死ぬべきか、それが疑問です
はて?
「無駄な努力」
遥か底は、蒼みどろ
幾百丈の崖っぷち
わずか四尺、足の下
小さな花が、欲しくて、欲しくて
腕を伸ばす
足を延ばす
報われぬ
全身、汗の努力
首だけ伸ばして眺めいる
あれは幻だ
崖っぷちの怖さも忘れて
幾たび通う
いつもそこから消えない小さな花
宙ぶらりん
「眺めていたはずなのに・・・」
干からびて、蜘蛛の巣のかかった廃墟やら
瓦礫の山を縫って果てしなく続く行列
熱狂的に砂をまき散らす男や
全身傷だらけの、血を流している化け物や
とてつもなく大きな目玉をした、暗闇に棲む怪物と
砂漠の上で遊んでいた
静寂の中、列は天空の彼方まで続いているようだ
突然
傍にいたやつが、血走った眼で
叫びながら行列に飛び込んだ
「疑問と虚脱」
体が宙に浮いてしまって
手も、足も、空をつかみ、虚を探る
これはひょっとすると淵に落ちたのか
地滑りが起きて落っこちたのか
「誰か返事をしておくれ」
おぅい、おい
おぅい、おい
澄み切った空気には
いくら声を出したところで、大声にならない
そんな魔法があるらしい
おぅい、おい
おぅい、おい
・・・うん、そうかも知れないね・・・
・・・そうだねぇ・・・
「おまえ、を許そう」
ちょっと力の抜けた朝
蒼穹が蒼くて、光の眩しい昼
寒さを感じて、眠りにくい夜
そう、あれも人生、これも人生
ご苦労様でした、これで何度目かのお疲れさまでした、です。ほんとうにご同情いたします、お付き合いいただいてる皆様には、心より感謝と尊敬の念を捧げます。有難うございます。でも、まだ続きますので、よろしく・・・?・・・‼




