ツチノコさんはアンニュイなのです。

　ツチノコさん、今日も茶の間でぬくぬくぬく。

　　別に、めずらしくなんかねーよ。

　　ん、めづらしって？

　　めんこいって？

　　……ふは、間違っちゃいねーよ。

　地を這《は》う竜は、四百年の時を越えて、ツチノコになりました。

　いまだに天を……目指してますが、お茶飲んでます。

　　別に、めずらしくなんか、ねーよ。

　ツチノコさん、きみはきっと、

　雲のうえになんかいないんだろーな。

　畳《たたみ》でだって、ドデエーッと……

　ねっころんでたって、

　ドデエーッ……として。

　匍匐《ほふく》前進しながら、ときたまお茶飲んでます。

　いや、逆か。頻度が逆……

　　まあ、大差ねーよ。

　ってことで、あたしが代わりに目指してやっぺ。

　……天？

　……って、どっち？　あっち？

　　知らねーよ。

　　知るかっ。

　ご主人さんは、アンニュイなツチノコさんを眺めながら、

　今日も元気。

　　……付箋《ふせん》、貼りついてっぞ。

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ごめんなさい、感想欄閉じちゃいました。

満足したんで(￣▽￣)←おい。

ではまた^^