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第一章『~異世界~』その1
ー菅原明香高校一年。
血液型はO型のごく平凡な
女子高生。
「…が、なんでこんなところにいるのおおおぉ!?!?」
気付けばついさっき。
深い眠りから目が覚めて
目を開けてみた。
すると見覚えのない世界に来ていた。…ただそれだけである。
「何故ゆえ私がこんな目に…。
せめてパジャマじゃなくてもう少し
ちゃんとした服装が良かった…。」
ここに来て既に
三十分間つったっている。
「あ~。もしかしてここって、
異世界…?」
気づくのが遅すぎる自分に少し腹が立ったが
それよりも何故自分が異世界にいるのか不思議だった。
「はぁ…私異世界に行くために
魔法陣とか魔法とか唱えてないんだけど。まさか…誰かに召喚された!?」
召喚されたかもしれないと
少し期待した自分がいた。