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平成4年3月31日(入学まで)
自分自身は、何ものだろう?
いや、自分は何者なのだろう。
自分は毎日、そのようなことを考えていた。
生まれは、熊本市出身。
小さいとき、サッカー好きの父に言われサッカーを始めた。
ありきたりの話だが、物心がついたときにはボールを蹴っていた。
父親に、お前は才能があると言われ、小学1年のときに、当時J2に入ったばかりの地元チームのユースのセレクションを受けた。
無事に、合格はしたもの中学二年の時に周りの同級生とのレベルの差に気づき、ユースセレクションの昇格テストに落ちた。良くあるパターンだ。
そこで、すべてのやる気を失った自分はあまりサッカーが強くない市内の高校に入学をしたのであった。
これが、自分自身の人生を変えるターニングポイントとは知らずに・・・・。