彼女。
紡いだ嘘が追いかけてくる。
捕らえないで。
捕まえないで。
その手をすり抜け走り出す。
行きたい場所も、
帰れない場所もきっともう知ってる。
もうわかってる。
探してるのは、想い。
偽りのない白い言葉。
彼女に届く、確かな音。
足りないならもっと早く、もっと強く。
夜を走る黒猫のように。
命が滴る林檎のように。
黒白の静止像の中、動き出した答。
見つけた。
駆け出して手を伸ばして。
もうきっと間違えないから。
だから、
尋ねてくるのは鏡。
唄いだした色彩を揺らすのは誰?
さよならって難しい言葉ですよね。苦笑
そんな感じの苦い思い出でしたー