表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Craft Life Online  作者: 心理
始まりと隠しクエスト
9/12

鍛治の技術2

大変遅くなりました。スマホが壊れたり仕事が忙しかったりして、更新が止まっておりました。また再会していきます。


あれから1時間ほど練習した結果、銅鉱石と鉄鉱石には安定して、『魔力錬成』をすることができるようになった。

ステータスを見れば『魔力操作』は3に『魔力錬成』は2に上がっていた。さすがにEXスキルなだけあって

『魔力錬成』は上がりにくいらしい。


「さて、アルトお前さんはこれでひとまず鍛治の基本のスキルである『心眼』と『魔力錬成』を習得したな。

次は『心眼』の取得の時は普通の鍛治だったが、『魔力錬成』を施した鉱石を加工するには『魔形鍛造(まけいたんぞう)』という特殊なスキルが必要となる。本来であれば『魔力錬成』も今から教える『魔形鍛造』もさっき言った通りギルドでのランクがDになってから徐々に覚えていくものだ。だが、お前さんは、他の生産技能も身につけなければいけないこともあって、そこに至るまでの過程をすっ飛ばして、教えている。それを念頭に置いて話を聞いてくれ。」



詳しく話を聞くと、魔形鍛造とは鍛治鎚に魔力を纏わせて、魔力錬成した鉱石を加工していく技術らしい。そのために安定した加工には最低でも『鍛治』のスキルが5以上『魔力操作』スキルが最低でも5はなければ品質が悪くなったり失敗してしまうらしい。


なので、ファルジュさんは俺に『鍛治』と『魔力操作』のスキルが規定のレベルになるまでこの場所を使って練習するように言ってきた。もちろんその間に街の外に出て魔物を倒して、素材を集めたり鉱石を採掘したり他の生産に必要な素材を集めてもいいと言ってきた。


これは正直ありがたかった。一度戦闘はしてみたいと考えていたし。こちらとしても渡りに船だった

そんなわけで、街の外にいざ出発しようとしたのだが、ファルジュさんが一つアドバイスととあるアイテムを貸しでくれた。


ファルジュさんいわく外に出るのならば、ちゃんとした武器を作っておいた方がいいとのこと。ないとは思うが、出る時にネイツだけでは魔物と戦うのに心もとないと言われるかもしれないらしい。まぁ詳細見ればわかるけど、見た目はただの木剣だからな。

そして、貸してくれたアイテムは、『採掘』、『伐採』、『採取』のスキルがついたブレスレットとそれぞれのスキルで必要な、ツルハシ、斧、スコップを貸してくれた。スキルがついたアイテムを装備した上で、一定数こなすと

そのスキルを覚えられるみたいだ。


ここまで色々と便宜を測ってもらって、ファルジュさんには頭が上がらないな。

さて、それでは、ネイツに続く2本目の武器を作りましょうかね。

使うのはもちろん練習も兼ねて作ったなかで、一番の出来のいい魔力錬成済みの鉄鉱石20個予備も含めて、少し多めに使う。

持ち手は、鉄鉱石だけで作ろうとしたが、重くなりすぎるといけないので、芯は鉱石をつかって、周りを木材で固定するようにした。


「さて、まずは『心眼』と。最初は『魔形鍛造』の加減がよく分からないからな、失敗する事を前提に作って見るか。とりあえず、短剣作ってみるか、まずは鉄鉱石を加工して、鋼にしてみるか。」


とりあえず、鉄鉱石を3つほど炉にいれて加工してみる。現実だと鋼を作るには何度も叩いて炭素などの不純物を取り除かないといけないけど、ゲームの中ならある程度の作業は短縮されているみたいだから、熱した鉄鉱石を炉から取り出して、叩いてまた炉に入れて、熱してからまた叩くとあっという間に鋼になった。


「それにしても、想像以上に大変だな」

『魔形鍛造』で最初に加工した鋼は素人目にも分かるくらいには品質が悪かった。

詳しく見てみるとこんな感じ。


魔力を帯びた鋼 品質:E ランク:C

魔力が込められた鉄鉱石を加工して出来た鋼。鎚によって均一に魔力が込められなかった結果

鋼に加工できたが、劣化してしまった。


魔力量:25/50 ステータス補正+5(-15)


うーん、いきなり鉄鉱石を加工するのは不味かったか、とりあえず、銅鉱石で練習をしてみよう。

今度は鉄鉱石を加工する時より魔力が通っていきやすいな。なるほど、場所によって、魔力の通りズラさが変わるのか。今度はそこを意識しながら加工するか。


魔力を帯びた銅インゴット 品質:B ランク:C

丁寧に加工され均一に魔力を帯びている銅インゴット。

込められた魔力が馴染んだことによって、より高い効果を得ることができる。


魔力量:30/30 ステータス補正+20


なるほど、均一に加工できるとこんなに変わるのか。とりあえずは、同じインゴットをあと2つほど作って、短剣にしてみようか。

要領はさっき掴んだので、さっきよりスムーズに加工できた。


さて、これを溶かして、大まかに短剣の形に加工して、そこから少しづつ形を整えていく。細かいところはヤスリによって削り、刃先は両刃にしてよく切れるように砥石で研いでっと。柄の部分は持ちやすいように加工された皮を巻いて、固定するように丈夫な糸で巻いてと。完成だな


銅の短剣

品質:B ランク:C

耐久度500/500 攻撃力15 ATK+20

魔力を帯びた銅インゴットを加工して作られた短剣。

丁寧な加工によって、本来の性能よりも少しだけ向上している。


なるほど、ステータス補正はこんな感じに出るのか。今回は武器それも近接武器だからATKに補正が出たって感じかな?盾や防具だったらどう変わるのかとか意識して補正を決められるのか試してみないとな。

とりあえず、要領は分かったから、何個か銅鉱石を加工して、スキルのレベル上げと、色んなものを作る練習だな。



見ていただきありがとうございました。次はまた土曜の8時になります。

また気長にお待ちください。

宜しければ感想、評価、誤字報告などよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ