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Craft Life Online  作者: 心理
始まりと隠しクエスト
7/12

技術の継承・鍛治編

ここから鍛治編です。予定では5話程を予定しています。



俺はギルド長に連れられて鍛治ギルドの共用作業場の奥の関係者以外立ち入り禁止と書かれた部屋にやってきた。

「ここは?」 「俺の専用の生産部屋だ。たまにおえらいさん方や緊急の依頼で俺に回ってくることがあるからな」

「ここなら他の異邦人たちのことを気にせず俺の技術を教えてやれるからな。今ギルドの倉庫の方から鍛治に必要な素材を持ってきてもらってる。それまでに、聞きたいことがあったら質問にもよるが答えてられるぜ?」


質問か…何を聞こうかな。そんなに時間もないだろうし質問は選ばないと。とりあえず名前かな。

「じゃあ、とりあえずギルド長の名前を教えていただいてもいいですか?」

「そういやまだ名乗ってなかったな。フォルジュだ。一応鍛治ギルドの中でも一番の腕と自負してるな」


フォルジュさんか。じゃあ次は鍛治の技術について聞くか。

「確認なんですが鍛治の技術の継承についてなんですけど、俺がフォルジュさんからどの辺まで教われば継承したことになりますか?」


「そうだな、とりあえずは俺が伝えられてきた相伝の技術をアルトに教えて俺の最後の課題をクリア出来たら完了と考えている。予定としちゃ約一週間を予定しているな。本来なら何年もかけて教え込むもんなんだがお前ら異邦人ってのは俺たちよりも技術の習得が早いって聞いてるからな。」


なるほど、異邦人ってそういう設定があるんだな。確かにゲーム的に言ったらメたいものな。

じゃあ最後に俺がチュートリアルで作ったネイツを見てもらおうかな。


「最後なんですけど俺がここに来る時に作った木剣があるんです。金属で作った剣じゃないですけど良かったら出来を見て貰えませんか?」

「構わねえよ、こっちこそ始める前にアルトの腕を見れるからな。どれどれ……」


ファルジュさんにネイツを渡すと途端に黙ってしまった。

きっと俺の腕を見るために細かく見てるんだろうけどなんか緊張するな。


「ふむ、なぁアルトちょっと聞くがお前さん。もしかしてだがよくこういった物作ってたのか?」

やっぱ見る人が見ればわかるものなのかな?

「はい、異邦人たちのいる世界でよく子供たちにせがまれて木剣とか木のおもちゃをよく作ってましたね」


「なるほどなぁ、お前さんの作ったこの木剣を見たが丁寧ないい仕事するじゃないか。細部まで丁寧に作ってあって造り手の気遣いを感じるな。数回作っただけじゃこんなに綺麗にはつくれてないからな。察するに子供たちは良く壊しててその度に作り直してたんだろ」


すごいなそんなことまで分かるのか。あいつら、何度作り直してもすぐ壊すからこっちもムキになって壊れにくいように補強したり色々考えたんだよな。


「そのとおりです。凄いですね、見ただけでそんなことまでわかるなんて」

「まぁ、伊達にギルド長やってないからな。見たところなんかの祝福もかかってんな。しかもこの木剣の素材は最低ランクの木材みたいだし、そこから祝福がかかるくらいのものを作れるやつはなかなかいないさ」


そこまで、言うと少し考え込んで俺に一つ提案をしてきた。

「もしお前さんがよけりゃ俺からひとつ依頼したい。なぁに難しくないと思うぜ?お前さんに技術を教える間に、この木剣みたいに祝福つきの武器や道具を作れたらそれを俺にくれないかって話だ。

もちろんできなくてもお前さんにはデメリットもないからな。報酬はそうだな、俺がこれまで依頼でつくってきたなかで貰った報酬の中からお前さんにやるよ。報酬の数については、その武器や道具の出来具合によるとしようか」


そこまで話されて、俺の目の前にクエストウィンドウが表示された。

『隠しクエスト・鍛治ギルド長フォルジュの頼みが発生しました。』

報酬も美味しいし、デメリットもないし受けとこう。

そうして、クエストを受けると同時にギルド職員の人が大量の素材をもってきた。

それじゃあおしえてもらうとしようか。


() () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () () ()


「まず聞きたいんだがアルトお前さんは鍛治についてどの程度知ってるのかおしえてくれ」

鍛治か、金属製の武器や防具だけじゃなくて、日常的に使う調理器具や農具といったものまで作ることが出来るて生活にかかせないってことかな。


「確かにそうだな、それに加えて俺たちは魔物の素材を使ってものを作り出す。こいつらの素材の中には特殊な力を持ったものもあってな。俺たちはそれを魔化素材と呼んでいる。この魔化素材は強力な魔物や二つ名のついたヤツほど多く手に入る。そういったヤツらの素材は特殊な加工をしなきゃ素材にすることすら出来ないものもあるってことを覚えていてくれ。」


なるほど、そういうものがあるのか。

「最初は鍛治に必要な技術を教えながらこういった特殊な素材を扱うのに必要な加工技術を教えてやるよ準備はいいか?」

「はい、よろしくお願いします。」

さあ、俺とレットの武器を作るためにも集中して覚えていこうか。



続きはまた土曜日の8時になります。

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