レベリングと素材回収
投稿が遅くなってしまいすいませんでした。とりあえずリアルの方が落ち着いたのでこれからまた更新していきます。
とりあえず、教えてもらった街の入口から外に出てきた。
街のすぐ外はゲームおなじみの草原みたいで、俺と似たような格好したプレイヤーがこれまた序盤の敵でおなじみのうさぎやスライムといった魔物と戦っている姿がチラホラと目に入る。
現在の装備は、ファルジュさんに借りている各採集系のスキルの付いたブレスレットと魔鋼剣・スターリスを作る前に練習で作っていた鉄剣とお守り代わりに腰に帯剣しているネイツである。
とりあえず、周囲の確認をしながら目に付いた魔物と戦いつつ使えそうな素材を集めましょうかね。
まずは、目の前でキラキラ光っているように見える地面を借りたスコップで掘ってみる。サクッという音と共に光が収まると、『柔らかな土』をてにいれた。というメッセージが表示された。なるほどこうやって、素材を手に入れるのか。 今度は別のところ草がしげっている所を掘ると、今度は薬草が手に入った。
ふむ、もしかしてだけど採取場所の周囲の環境によってある程度手に入るものが決まってるのかな?
まぁ、こういうことはあいつに丸投げするに限る。
「お、第一魔物発見」 そんなことを考えつつ目の前に現れたのは額に角が着いたうさぎの魔物『グラスラビット』
見た目は弱そうだけど最初だし油断は禁物だな。剣を抜いて構える。
「きゅっ!」 こっちに気づいたのか俺目掛けて突進してくる。
「さすがに、そんな見え見えの突進に当たらないな。」 「きゅー!?」
突進をよけて、そのまま一閃して一撃でしてめることが出来た。まぁさすがにね。
他に魔物もいなかったので戦闘終了。それと同時に『グラスラビット』の角を手に入れた。
名称:グラスラビットの角 品質:F ランク:F
グラスラビットの角。すり潰すことで薬に使えるらしい。
「なんか、説明があいまいだな。とりあえず素材集めつつ並行してレベル上げますか」
ーーそれから約一時間後
「ふぅ、ちょっと熱中しすぎたかな。まぁその甲斐あって結構レベル上がったしここらでステータス確認しとくかな」
Name:アルト Race:人間
Job:生産者 Race:剣士
Lv.15 SP:150
HP300/300 MP200/200
STR28 DEF25+5 INT14 MIND20
AGl26 DEX32 LUK26
SKIL
Main:生産Lv.5 品質向上Lv.6 心眼Lv.4 魔力操作Lv.5
Sub: 剣Lv.8 身体強化Lv.4 見切りLv.5
EX : 魔力錬成Lv.3 魔形鍛造 採取Lv.4 採掘Lv.4 伐採Lv.4
Title:生産精霊の祝福
装備
武器:魔鋼剣・スターリス 木剣・ネイツ 頭部:なし 上半身:新米剣士服(上)
下半身:新米剣士服(下) 椀部:新米剣士手袋 脚部:ブーツ
アクセサリー:魔鋼のバングル(DEF+5)
見かけた魔物を片っ端から倒していたおかげで素材も溜まったしほくほくだな。
レアドロップらしい魔石も結構集まったし、レベリングで溜まったSPはスキルの進化のために残しておくかな。
魔物関係の素材は結構集まったけど採取とか採掘で取れるような素材は思ったより少ないからもうちょっと奥のエリアに行ってみよう。確かレットのやつから鉱石系の素材を集めるのにいい場所を教えてもらったし。
よし、そうと決まれば行ってみるか。
ーーーエリア遺鉱の岩窟ーーー
「ここがレットの言っていたエリアか。確かに鉱石の採掘ポイントがいっぱいあるな」
レット曰くこのエリアはクエストの素材集めをしている時に見つけたエリアらしい。鉱石系の素材を集めていてたまたま休憩で休もうとした時に見つけたらしく、たまたま手を付いた壁に吸い込まれて気づいたらこのエリアにいたらしい。それから色々調べた結果、わかったのは
このエリア遺鉱の岩窟にはいるには特定の時間にこのエリアに入るための場所で壁に手を触れること。採掘するためのアイテムを所持していることのふたつだった。
それから、このエリアではどうやら各プレイヤーの街の解放度合いに応じて出てくる鉱石の種類が変わるらしい。解放しているまちのが多ければ多いほど手に入る鉱石の種類が増えていくとのこと。しかもこのエリアは他のエリアに比べてレアな鉱石が手に入る可能性が高いらしい。
レットももっぱら鉱石採掘はこのエリアでしているみたいだ。ちなみにこのエリアのことは情報ギルドのシーカーにも言ってないらしく他のプレイヤーが見つけるまでは言わないようにと言われている。
そんじゃまぁ、素材集めしますか。目に付いた採掘ポイントに向けてツルハシを振り下ろしながらこれからの予定について考える。
とりあえず素材を集め終えたらもう少し『魔力操作』と『鍛治』のスキルレベルをもう少しあげておきたいな。
一応ファルジュさんに言われていた最低レベルにはしたけど安定してして鍛治をするためにももうすこしあげておきたいからな。
それに、鍛治の技術継承が終わったら、次はどの技術継承しようかな。武器はとりあえず作れたから次は防具かな。となると裁縫か?それともさきにアクセサリーを充実させるべき…んー悩むそうなると細工と錬金も候補に入るな。うーんここは俺よりも詳しいレットに聞いてみるか。
「っと色々考えてたら結構鉱石集まったな。うん?なんだこの鉱石」
採掘した鉱石の中に一つだけ見慣れない鉱石があった。詳細を見てみるか。
名称『ドラグス鉱石』 品質:S ランク:S
その昔栄えたとされる古代文明の技術の粋を結集して作り出された人工の鉱石。あらゆる魔力に対して高い親和性をもち、この鉱石を使って作られたものの性能を限界まで高めることができ、特殊な方法を使うことで複製することすら可能。合金を作る際の結合粉の代用にすることが出来る。
なんだこの鉱石!? すくなくともこんな序盤にでてくるようなもんじゃないだろ。
とりあえずスクショとってレットに送って知らないか調べてもらおうか。それにファルジュさんにも聞いてみよう。
一言メモ エリア遺鉱の岩窟
かつて最も栄えた古代文明があった。その文明が最も栄えた要因として圧倒的な技術力があった。その大きな技術力によって創り出されたのが遺鉱の岩窟である。この岩窟は訪れたものの経験を元にその人物にあった、最適な鉱石を生み出すことの出来る場所として作られた。そんな並外れた技術を持っていた古代文明がなぜ滅びたのかその理由は未だ解明されていない。