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わざと差し入れを1人分少なく買ってくる同僚の話
さて、今日は同僚の話でもしようかねぇ。
昼休みを交代で取るようなサービス業をしていた時で、割と休憩時間が前後しても
そこそこ許されるところだったのさ。
代わりに、みんなでちょっとしたお菓子をシェアしたりしていたけどね。
そのお菓子を、同僚がわざと1人抜かして買ってきたのさ。
彼女はそのまま、毒婆がいる同じ部屋で、内緒話をしているつもりなのか
こう言ったのさ。
「毒婆に先に選ばせて、1人分足りないことを指摘してあげようよ」
どうしてそんなことを思いつく子は、目の前でしゃべってしまうのかねぇ。
小声でも毒婆には丸聞こえだったのさ。
早速、お菓子を買ってきたこと、毒婆がまず選べば?といわれから、こう答えておいたのさ。
「お腹いっぱいだから、他の人から選んでくださいな」
見事失敗したその同僚は、ブツブツ言いながら部屋から出ていったのだけど
全く、やっていることが残念な子だったよ。