入学・入寮
完結しますように。
おはようございます。香川莉子12歳。今日は中学校の入学式だ。
莉子が通う学校は、私立魔法学園といって、魔法も勉強できる学校だ。この学校に入るためには本当に頑張った。これからもたくさん頑張らないといけないけど、これからも頑張りたいと思う。学校は広くて、入学式は、その学園のど真ん中の講堂で行われる。
入学式が始まって30分、校長先生のお話は長くて疲れてしまう。はやく終わらないかな。ふと隣を見ると、隣の席の子が寝ている。そりゃ疲れるよね。
「次は生徒会長の佐山 薫くんの挨拶です。」
生徒会長と言えば、イケメンもしくは真面目君のイメージだなあ。と思って前を見る。
うん。普通。むしろこんな普通の会長って珍しくないですか?
生徒会は中学2年生から高校3年生が中心に運営しているみたい。体育祭とか文化祭は合同でやるんだって。高校生って大人だろうな。
「それでは、みなさんの住む寮へと案内したいとおもいます。」
この学校は全寮制だ。魔法の使い方を先輩にも教えてもらえるようにと学校からの配慮だそうだ。
寮は校舎の北に玄武寮・東に青龍寮・南に朱雀寮・西に玄武寮と、講堂の上にある生徒会の麒麟寮の5つです。麒麟寮は、成績優秀者がここにもお部屋がもらえるらしい。成績優秀者は、ほかの4つの寮の運営に回る場合もあるけど、麒麟寮は特別なんだって。
わたしは、朱雀寮なのでに講堂から南に向かう。校舎があってその向こうに朱雀寮が見える。寮には男の子も女の子もいて中学一年生は男女それぞれ6人が3人一部屋だ。ルームメイトの子と仲良くなれればいいな。
寮の玄関に入ると靴箱がある。自分の名前が書いてる靴箱に靴を入れると、談話室です。絨毯が引いてって、クッションやソファがいくつも置いてあります。机もあるのでここで一緒に勉強することもできる。奥にはキッチンがあって軽食を作ったりもできる。ごはんは、講堂の上にある食堂で食べるから毎回移動するんだって。
「向こうのドアを開けると、訓練場にでます。」
高校3年生の寮長の相川先輩が寮を案内してくれる。男の方です。大きくてがっしりしててもう大人の人みたい。。12人がぞろぞろとついていく。
大浴場やトイレ、キッチン、プレイングルームがあった。
「男の子はこっち」「女の子はこっちね」
男子寮長と女子寮長が案内に案内が変わった。食堂の奥の扉の左の階段が男子寮、右の階段が女子寮に行く階段と別れていた。私は女子寮の方なので、右の階段を上ります。
「高坂さん、香川さん、仁川さんはここの部屋です。ほかの部屋も同じなので、皆さん聞いてくださいね。鍵は一人一つです。いつも持ち歩いてくださいね。一人一クローゼットがあるのでここに私物を入れてください。机も一人一つあるので話し合って決めてくださいね。このカーテンを閉めれば、眠るときには個室にすることができます。残りの4分の1のスペースは、3人の交流する場所にしてくださいね。」
4分の一ずつに区切るカーテンがある。私たちは、荷物を共有スペースに置いて、いったん部屋の外にでた
「奥にはシャワールームがあります。大浴場を使いたくない人はこちらを使ってくださいね。」
「はい。」
「それでは、みなさん自分の部屋に行ってお片付けなどをしてくださいね。」
わたしは自分の部屋に行った。
「初めまして。高坂芽衣です。よろしくね。」
優しそうなウェービーヘアーの女の子がにこりと笑って一番最初に自己紹介してくれた。
「初めまして。香川莉子です。よろしくー」
「初めまして。仁川沙羅です。よろしく。」
沙羅はショートカットの背が高い女の子だ。びっくりするぐらいの美人。将来、クールビューティとか言われそう。
わたしたちは、名前で呼び合うことにした。
入り口に違い場所が共有スペースとして、絨毯やクッションがおいてあった。
窓側の左側を芽衣、右側を沙羅、左側の壁側を私のスペースとしました。