表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最高で最悪なかんちがい  作者: セアロク
第1章  1部 始めての関わり
1/20

プロローグ

最初なので短いです(意味不明)

 「ねぇ、私といっしょに出かけない?」


 多分夢なんじゃないかと、思うぐらい嬉しいことが起きた。


 好きな子にいっしょに出かけようと誘われたのだ。

言われた瞬間、ビクンッ!!と身体を震わせた。

 

 「(キモかったかなー....)」


 僕が恐る恐る顔を見ると、その子は少し不思議がっていた。

 「ど、どうしたの?」

 よかった、キモがられてない。首を傾げるその様子が可愛かった。いや、全てが可愛い。

 

 「10時に隣町の駅ね。何しに行くかっていうとー」

 

 そのあとの説明は集合場所と時間だけ聞いて、ぼんやりしていた。見とれていたのもあるし


 嬉しかったからだ。

 

 僕はその日に備えるため最高の準備をすることにした。

 

 「やっぱ人いるなー」

 僕は翌日近くのショッピングセンターで買い物をしに行った。

 人がいるところは苦手だが好きな子のためならと来てしまった。人は好きなもののためなら多少難しいことでも成し遂げてしまうようだ。

 かくいう僕も1人でアニメ専門店のグッズを買いに行ったことがある。しかしそれは知人に会う心配がないからで今の状況を誰かに見られたらどうしようと思っている。

 まずはお母さんが普段僕の服を買ってきてくれている店にいくことにしよう。

 

 失敗した

 

 普段、服に気を使わないんだからなにがいいかなんてわかるわけがなかった。

 「なにかお探しでしょうか?」

 固まっていた僕に店員さんが話しかけてくれた。

 

 おっ、ラッキー。若い女性の人だ。

 年が近そうなので高校生が好きそうな服とかを知ってるかもしれない。せっかくだから聞いてみることにした。

 

 「すいません、最近の高校生が着るような服ってありますか?」

 「あちらのほうにあります。一緒に来てください」

 僕は快諾して店員さんについて行ったいくと僕は男向けの服が並んでいるところに来た。

 「この服とこの服などを合わせると似合うと思いますよ」

 「あっ、じゃあそれで」

 「えっ」

 僕の即決にびっくりした店員さんがつい声を上げてしまった。だってわかんないし。

 困惑気味の店員さんがレジに連れていってくれ、僕は生まれて始めて自分で服を買った。


 帰り際なにやら聞いたことのある声が聞こえてきた。

 「マジでさー、ありえないよねあいつー」

 「それなー」

 同じ学校のギャル達だ。しかも同じクラス。

 

 しかしあの子の姿が見えない。普段からあの子がギャル達と喋っている様子は見ていた。あの子はどんな人とでも仲良くなれていそうだったなと思っているとギャル達が近づいてきてるのに気づいた。

 姿を見られないようにコソコソしながら帰ったので多少変な目で見られたが気づかれずに帰ることができた。

 

 「お願いします!」

 と帰ってからダメ元でお父さんに時計をねだったら買ってくれた。

 「お前もそういう年頃になったか….父さんは嬉しいぞ! 俺の代わりに頼んだぞ」

 と言われたが適当に相槌を打っといた。

 いったい過去になにがあったんだろうか…気になるので後で聞いてみようと思った。

 まぁ買ってもらえたし何でもいいか!

 

 時計をつけると中々いけていた。スマホが、あるから時計なんていらないと思っていた自分を殴りたいと思った。

 

 そして迎えた当日、集合場所への電車の中で、スマホと電車の窓を見ていた。そのスマホには今日やるべきことなどをぎっしりとメモしておいた。

 内容は恋愛物のアニメでやっていた行動などだ。

 

 鏡を持っていないので窓を見ながら整えていると周りから少し見られてしまった。「仕方ないだろ!直前にできる最後のことなんだから!」と言ってやろうかと思ったが言えなかった。

 

 まぁそんなこと言われても困るだろうし、なにより僕が


 「(チキンで悪かったな!)」

 

 駅に着いた僕はコンビニで飲み物を買った後、集合場所へ希望に胸を膨らませながら、歩いていった。

 集合場所は駅前のデパートの前だ。人が多いからあの子を見つけられるかが不安だ。


 「おーい、おーい!!」


 その子の声が聞こえた。その子がいた。その子は可愛らしい笑顔を僕に向けてきた。

 

 僕は笑顔で駆け出そうとした。


 直後、走り出した足を止めた。


 僕は、その子に背中を向け、逆方向へ走り始めてしまった。


 かんちがいをしてしまった。

初投稿なので、コメントなのでバンバン厳しい指摘をしてください。

心が折れない程度に...

評価やレビュー、ブックマークもよろしければお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] やべっ!すごい気になる! 勘違い。これは恥ずかしい展開になりそうな予感! プロローグだから次の1話を見に行ってきます!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ