表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

vsグリーンラビット

「どひぃえあああ!!」


クリーチャーの攻撃に突き飛ばされたヒムラが叫んだ。


「すっごい変な叫び声出おったな……」


「聞いたことないですよそんなやられ声……」


「はっはっはッス!」


四人は草原のフィールドにやって来ていた。


「なんだお前らその心配ゼロな感想は! あとドモン、笑い過ぎだ!」


「はっはっはッス!」


「アカンな、どうやらドモンはツボったみたいやな」


「そんな面白かったですか? 今の?」


「さあな、ドモンはアレやから……若干あの……ドモンやから」


「なんですかそれ……そんな形容詞ないですよ」


「はっはっはッス!」


「だからちょっとはアタシの心配をしろよ! あと、ドモンはいい加減笑いやめ……」


次の瞬間、クリーチャーの突進がヒムラを襲った。


「であっひゃあああ!!」


「いやだから、おかしいやろその声は!」


「流石に今のはわざとじゃないですか?」


「そうッスね」


「おいドモン、そこは笑えよ! アタシがスベったみたいじゃねぇか!」


「滑っとるやろ! 現在進行形で野原を!」


「流石にやばそうですね。これで回復を!」


カザマはヒムラにポーションを投げ渡した。


「サンキュー! 今度使うぜ!」


「いや、今使ってくださいよ! なんですかその貧乏性!」


「あーもうコントはこれぐらいにして、戦闘の続きいこか? クリーチャーも呆れとるで」


「そッスね。爆笑してる場合じゃないッスよ」


「お前が言うな! ドモン!」


「ヒムラさん! 前! 前!」


ヒムラにクリーチャーが迫っていた。


「三度も食らうかよ! そいや!」


ヒムラはクリーチャーの攻撃を華麗にかわした。


「……いや、そこは食らう流れやろ」


「いやいや! それだと流石に天丼がくどすぎますよ!」


「確かにッス」


「それ以前にアタシの身がもたんだろ!」


「平気やろそれぐらい。お前は死んでも死ぬような奴やないし」


「どういう意味だよ!」


「んーこれじゃあ一向に戦闘が進展しませんね。ここは私の槍で!」


「おっ! 眠れる獅子、槍使いのカザマが目覚めたで」


「よっ、千両役者ッス!」


「ちょ、持ち上げ過ぎですよ……へへっ」


「まんざらでもねぇじゃねぇか! いいから攻撃すんだよ!」


「なんでお前が命令するねん! まあええわ、いったれカザマ!」


「分かってますよ! そりゃあ!」


カザマは槍を構えると、それをクリーチャー目掛けて投げた。


「投げるんかい!!」


「まさかッスね……」


「あはは……これが一番安全な攻撃手段なんで」


「ただのチキンやないか!」


「おっ、でも命中したみたいだぞ」


「当たるんかい!! なんやねんもう……」


「まあ結果オーライッスよ。今のうちにたたみかけるッス!」


「おう! みんな武器を投げつけろ!」


「せんでええわ!! 全員チキンかい!」


その後、四人は無事クリーチャーを撃退した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ