表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

vsポイズンザウルス

「あっ、やべ」


「なんやどうしたん?」


「いきなり不穏ですね」


「うッス」


四人は沼地のフィールドにやって来ていた。


「あーやばいな。強化薬と間違えて毒薬飲んじまったわ」


「なにしてんですか! ちょっと、体力ごりごり減ってますよ!」


「アホ中のアホやな……」


「まったくッスね」


「ああ、まったくだ」


「いや、あんたのことでしょうが!! 早くこれ飲んで回復を!」


「分かった分かった。解毒剤だな……ゴクっ」


「あっ、間違えた」


「ん?」


「それ猛毒薬でした……」


「……」


三人は超猛毒で力尽きたヒムラを置いてクリーチャー探索を始めた。




「おっ、いたッスね。それ」


クリーチャーを発見したドモンが信号弾を打ち上げた。


「あー先越されたわ。そっちだったか」


「ちょっと、遠いですね」


偶然同じエリアではち合ったミズキとカザマは、信号弾の上がったエリアへと踵を返した。


「しかし、なんでヒムラとお前は毒薬なんぞ持ち込んでたんや?」


「え? だって今回の標的、毒が弱点でしたよね?」


「あーお前それ、前作までや。今作はそれ効かへんで」


「そうなんですか? やばいですね……持ってる情報がヒムラさんと同レベルだとは」


「そこかい! いくらヒムラでも聞いたら泣くぞ」


「泣かないですよ。真っ白に燃え付きますよ」


「もっとひどいやないかい!」


「おーい、無駄口叩いてないで、応戦してくれッス」


「無駄口で悪かったなな。ほな行くで、毒魔法!」


ミズキは構えた杖から毒魔法を放った。


「いやいや! 毒効かないんでしょ!」


「あっ、間違えてもうた。もー、お前が毒毒言うからやで」


「完全に八つ当たりじゃないですか。ちなみにこいつに毒攻撃するとどうなるんですか?」


「あ? そりゃお前……怒るで」


怒り状態になったクリーチャーにドモンが突き飛ばされた。


「ドモーン!!」


「ドモンさーん!!」


「ドモーン!!」


「どわっ!? ヒムラ、いつの間に!?」


「はっはっは。アタシの得意スキル「持久走」の効果をなめるなよ!」


「なんですかそのスキル……もっと他にいいのあるでしょ」


「うるせぇな、いちいちスタミナ回復すんの面倒なんだよ」


「そんぐらい我慢せぇや!」


「あーの、あっしのこと忘れてないッスか?」


「おー悪い悪い、ドモン。毒薬やるから許してちょ」


「それはもうええわ! ややこしいことになるから!」


「ちょ、皆さん目の前に敵が!」


ヒムラ、ミズキ、ドモンの三人はクリーチャーに突き飛ばされた。


「あーあ、言わんこっちゃないですね」


「クソがぁ! お前ら、とっととあいつを討ち取れ!」


「お前も戦えや!!」


「あっし、もうボロボロッス……」


四人はなんとかクリーチャーを撃退した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ