vsサンドスコーピオン
「あー、暑い。暑いなぁ、暑いよ」
「だー! うるさいねんさっきから! それしか言えんのか?」
「まあ、無理もないですよ。こんな場所じゃ」
「暑ッス」
四人は砂漠のフィールドにやって来ていた。
「暑ッス!? なにそれ、何語?」
「ドモン語ッス」
「知らんわ、そんなん。勝手につくるなや」
「どうやら、ドモンはこの暑さでおかしくなってしまったようだな」
「いや、ドモンさんはいつもこんな感じですよ」
「ドモン。お前、常時頭おかしい言われとるで」
「……傷付くッス」
「違います違います! そういう意味じゃ!」
「えーい黙れい!! こんなクソ暑い場所でわめくでないわ!!」
「お前が一番わめいとるやろが!!」
ミズキの放った炎魔法がヒムラを襲った。
「だぁっ!? やめろやー、ただでさえ暑いんだからさ!」
「ほな、電撃ならええんか?」
「それもダメ!」
「鉛弾はどうッスか?」
「もっとダメだろ! つか、乗るなやドモン!」
「あーもう。皆さん一端落ち着いて、クエスト確認しましょうよ」
「確認だぁ? そんなんわざわざしなくてもなー」
「じゃあ、答えてくださいよ。ヒムラさん」
「……なんだっけ?」
「アホアホアホアホ! サンドスコーピオンの撃破やろが!」
「マジッスか?」
「ドモンさん! あんたもですか!」
「おいドモン、そんなんで大丈夫か? 先が思いやられるぜ」
「お前が言うなや!」
「はいはい、行きましょう行きましょう!」
四人はクリーチャーの探索を始めた。
数分後、ミズキがクリーチャーを発見した。
「やったで! 一番乗りや!」
「二番乗りッス!」
「三番乗りで!……あれ、ヒムラさんは?」
「ああ、さっきザコのサソリの毒にやられて地面這いつくばってたで」
「ダサっ! というか、助けなかったんですか?」
「助けたら面白くないやろ?」
「いやいや、三人じゃキツイですって!」
「平気やろこんなデカサソリ。なあ、ドモン?」
「さーせん。弾切れッス」
「またかい!! どつくぞ!!」
「ちょ、ミズキさん! 前!」
クリーチャーの攻撃がミズキを襲った。
「あだっ!? 何すんねんこの虫ケラがぁ!!」
ミズキの炎魔法がクリーチャーに炸裂した。
「おっ! 効いてます効いてますよ!」
「オラオラオラオラ!!」
ミズキの連続攻撃がクリーチャーに炸裂した。
「もうちょっとッスよ!」
「オラァ! とどめや!!」
「ファイナルソードアタックぅ!」
遅れてやって来たヒムラの放った斬撃がクリーチャーを撃破した。
「おい! お前! おいしいところを!」
「ハッハッハッ! 毒に苦しむ我を見捨てたバツじゃ!」
「……流石はハイエナのヒムラッスね」
「いや始めて聞きましたよ、そんな二つ名」
その後しばらく、広大な砂漠を舞台にヒムラとミズキの小競り合いが続いた。