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第6幕ー4

コロナ療養中ですが、投稿するほど元気です。


 ジンベエザメの魚人であるロイゼン・エヴェッカの身体に光が集約した。ロイゼンは巨大化するとその口からギルガメッシュアックスを生成した。その光はロイゼンの身体を包み込むとロイゼンの腕は何本も増殖してゆき6本まで増殖してゆく。そしてロイゼン・エヴェッカの腕から破壊光球が生成されてゆくのであった。その破壊光球はどんどん肥大化してゆくと一気に発射された。その発射された破壊光球はアレイスター周辺を直撃してゆく。アレイスターがいる地面に破壊光球が爆発してゆくとその爆発によりアレイスターの身体が吹き飛ばされた。

吹き飛ばされたアレイスターは狙われている魔導士の方へと見つめると声の出す限り叫び尽くした。


「おい!!!逃げろ!!!喰われるぞ!!!!!!!」


そしてそんな中ロイゼンはギルガメッシュアックスを放ってゆくとギルガメッシュアックスは分身して回転した。その場所にいた赤の摩天楼の魔導士の胴体や首を切断してゆく。赤の摩天楼の魔導士達はロイゼン・エヴェッカの攻撃により魔導士達が10人以上四肢や首を切断されてしまいその内の1人の魔導士は生首から赤黒い血液が濁流のように飛び散ったのであった。

魔導士の首を失った遺体は地面へと落下した。その落下した遺体からは血液が流れ出てゆく。


「ロナルド!!!!!」


魔導士のエルダーは仲間が殉職したロナルドという男の名前を叫ぶ。今度はその男の方にロイゼンは腕を向けた。腕の先には鋭い剣が生成されるとその男の身体に剣が刺さった。そしてロイゼンはその剣に電撃を流した。電撃を流して感電させるだけでなくその男の身体に口から放った破壊光球をぶつけた。その破壊光球によって男の身体から首が切断され剣が刺さった身体は地面へと落下してゆくのであった。

そしてロイゼンは6本ある腕の内の一本を掴むと魔導士の男の頭を掴んだ。そしてその魔導士の頭を捻り潰すとその男の頭に向けて火を放った。火を放たれたその男の頭は発火させ溶解してゆく。すると男の頭蓋骨になるまで身体は溶けきり、そして溶け切った男の頭蓋骨は粉になり溶け切ってゆくのであった。まで高熱の炎を上げ続けた。そして溶け切った炎はそのまま炎の渦へとなると地面周辺を炎の渦が舞ってゆく中アレイスターは立ち上がりその炎の渦を払い退けた。アレイスターは激しく息を吐くと力を解放した。するとアレイスターの身体に赤い閃光と装甲が全身を包んでゆく。アレイスターの顔以外の全体を騎士のように龍の鱗がアレイスターの身を纏ったのであった。アレイスターのソードの持ち手に龍の刻印が描かれるとアレイスターはソードを握る。

アレイスターはソードを握るとロイゼンの腕に向けて斬撃を放った。しかしロイゼンの頭はその斬撃を受け付けず、シールド魔術により跳ね返してゆく。


「くそなんて硬いシールドだ。だけど、諦めねえ、、こいつが全ての元凶なら俺はその手でこいつを倒してゆく。それが朱理が俺に託してくれた思いなんだよ!!!!


ソードを使いロイゼンの心臓部を狙い攻撃を仕掛けた。赤い閃光はより光を浴びて強力なものへと変化してゆく。そしてアレイスターは一気にロイゼンの心臓部目掛けて突っ込んでいった。そして心臓部に刺そうとしたが凄まじいシールドの張りにより反動がアレイスターに帰って来てしまう。その反動によりアレイスターの全身に痛みが出るだけでなく腕から激しい出血が起きる。凄まじい反動により再び地面へと叩き付けられるとアレイスターは地面へと倒れ伏せた。そして地面はロイゼンが放った炎の渦のより熱を帯びておりその熱によりアレイスターの身体に高熱が伝わってゆく。ガルディエ・ロウと戦闘した際にも攻撃を受けた熱によりアレイスターは絶叫した。

「ぐわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!畜生!!!!熱い、、熱い、、、焼かれる!!!!!!!」


(朱理、、父さん、母さん、、俺はこんなところで死んでしまうのか?

こんな所で死ぬ訳にはいけねえ!!!

必ず陸上に戻ってやる。こいつを倒せば、一先ず闘いは終わる。


ソードその男のそしてロイゼンは化け物の如く巨大化した。ロイゼン・エヴェッカの頭は5個へと増殖した。ロイゼンの頭に閃光が集約してゆく。閃光はやがて破壊光線となり周囲を破壊してゆく。その破壊光線は城郭の天井を突き破ると破壊光球となり集約した。そしてその破壊光球は破壊光線となると外の街を破壊してゆくのであった。城郭の外部にある街の建物は破壊光線により爆発して火の海へとなってゆく。

 その頃城郭の外の住宅に1人の少女が寝ていた。少女は住宅の凄まじい爆風による建物の破壊の轟音で目が覚めた。少女は自分の部屋にある鏡を見つめて自分の髪型を整えてゆく。だが地震の如く周囲のベッドや自室の鏡が揺れ出してゆく。異変に気がついた少女は外を見渡した。すると目の前の建物は燃えていた。目の前の建物だけではない。


「何?地震かな?ママ?」

母親がどうなったか異変に気がついた少女は階段を降りて下に降りようとする。


「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!

熱いよ、ママ!!!!!!!!!!!」


するとその時下から火が一気に襲ってゆく。少女はその火に巻き込まれてゆく。あっという間に高温の火が少女の身体を包んでゆくと少女は焼死した。高温の火により少女の身体は骨になるまで焼かれて溶解していた。そして少女の寝室もあっという間に焼かれて燃えていった。建物は火事により燃え尽きて崩れてゆく。


「おい火事だぞ!!!!逃げろ!!!!!」


「焼き殺されるぞ!!!!魚人の焼き狩りだ!!!!」


ロイゼンが怒ると破壊光線を放つ。その破壊光線によって街が焼き払われるのを人々は魚人の焼き狩りと呼称して恐れていた。

建物の瓦礫は溶けて崩れ落ちてゆく。その崩れ落ちた瓦礫によってロイゼンは恐るべき能力により周囲の建物を破壊された。建物の中にいた住人達はロイゼンの放った破壊光線により焼き払われてゆく。


「貴女は海龍の力を持つ陸上人なのね、だけど残念、、私は最強の魚人、この鮫魚人の女王なの、その女王を殺そうと挑んできた魔導士は全員噛み砕きこの手で喰い殺してあげたわ。そう私はいずれ皇族にも進化するのにも相応しい存在、私は全てが分かる。陸上人、貴女が私に負けるという事もね。」


熱を耐え切りながらアレイスターは立ち上がりロイゼンに強く言った。全身から強い痛みを感じ中人間を平然と殺してゆく悪魔に対する憎しみの気持ちだった。


「もう、やめろ!!これ以上、、人間を殺すな!!そんな事をして何になると言うんだ。

あんたは間違ってる。王は、もう死んだ。

あんたがやろうとしている事はもう間違いなんだよ。あんたは俺が止める。俺は必ずあんたに勝つ。朱理の仇を討つためにも。」


「三田園朱理の事か??

奴を殺したのはゲルディ・ジャックではない。

奴を喰い殺したのは別にいる。」


ロイゼンはそういうとアレイスターに強力な電撃を放った。その電撃を喰らうとアレイスターは驚愕した。何を言っているんだ。こいつは。

まさかそんな筈がない。確かにこの目で見た。ゲルディ・ジャックを倒した時、奴の幻覚で奴が朱理を喰い殺す瞬間を見せられた。あれですら嘘の真実だと言うのか。だとすれば誰が。


「おい、、何言ってんだよ??

朱理を殺した奴が別にいるだと??

ふざけた事言ってんじゃねえぞ!!!!

俺は確認した。朱理を喰い殺したのはゲルディ・ジャックだと!!!は????」


『違う、、鮫じゃないの。。。』


その時朱理の言葉がアレイスターの脳内に響き渡った。アレイスターの前にロイゼン・エヴェッカは幻術を欠けてゆく。するとその幻術によりアレイスターは脳内を支配された。そして映像はあの日に遡ってゆく。甲板にいる公平(アレイスター)と朱理。そして全てを破壊すべく放たれた核ミサイル。ミズーリは破壊されて中の乗員達を焼き殺してゆく中でその怪物は姿を現した。公平は甲板から放り出されてしまう。


『公平!!!!!!!』


『朱理!!!!!!』


朱理は叫び尽くすが公平は水の中に落ちた。そして謎の怪物が現れて公平を助けるのであった。その怪物は湖面から姿を現すとそのままミズーリの甲板へと上がってゆく。そして朱理の方へと近づいてゆく。朱理はその怪物の姿を見ると驚愕のあまり立ち尽くした。その怪物は鯱の頭を持つ全身が黒色で覆われた魚人であった。鯱の魚人は手を振るうと湖面の水が渦を巻くように襲い掛かる。そしてその水は朱理の方へとやってくると朱理の身体に巻き込んでゆくのであった。朱理はその水の渦により窒息してしまい意識を失ってしまった。そして鯱の怪物は意識を失った朱理に高圧電撃を喰らわせた。その電撃により朱理を痛みつけてゆく。そして場所が移ると朱理は鯱の怪物によりスラッシュアックスで全身を切断されて喰い殺されてゆく。そして再び映像が切り替わる。鯱の怪物はゲルディ・ジャックに幻術を掛けて自信が朱理を殺したと思わせたのであった。そしてその真実を知った公平はふと現実に戻った。


「あいつは何者だ??ゲルディ・ジャックは無実、、奴じゃなかったのか??

まさか、鮫じゃなくて鯱の魚人が朱理を!!!!」


「そうよ、、あなたははめられたのよ、、

竜王の手によってね。」


ロイゼンは再び電撃を放つとアレイスターにその攻撃が集中した。凄まじい電撃の攻撃によりアレイスターは痺れてゆく。その痺れと同時に激しい憎しみがアレイスターを襲った。


「よくも騙してくれたな!!!!!!!!てめえらを全員、俺がこの手で!!!!!!

ああああああああ!!!!!!!!!!!」


そして凄まじい憎しみがアレイスターを暴走させてゆく。アレイスターをどす黒い闇が包み込んでゆくのであった。闇の波動はアレイスターの戦闘力を向上させてゆく。全身が黒色に覆われてゆくと闇の波動の力によりアレイスターの背中に聖剣が生成された。その聖剣を持つとアレイスターの目は赤く光っていた。そしてアレイスターの意識は失われてゆく。暴走したアレイスターは聖剣に気を込めるとロイゼンの腕を切断させるべく斬撃を放った。その斬撃は黒色の閃光へと変わりロイゼンの腕を吹き飛ばしてゆく。その一方でソフィアを救護隊に引き渡して戻ったイアンはアレイスターの異変に気がついた。イアンはそれがアレイスターが暗黒面へと囚われてしまいそうになっている瞬間だと気がついた。


「まずい、、アレイスター、、正気に戻れ!!!お前は暗黒面に取り付かれるな!!!

憎しみと怒りはお前の心に負の影響を及ぼすだけだ。もしそうなったら、、お前は人間としての心を取り戻せなくなるぞ!!!

おい化け物、ここが貴様の終わりと知れ!!!!!」


そしてイアンは聖剣を取り出した。聖剣に魔力を込めてゆく。すると魔力が込めたのかイアンの聖剣は大型の剣へと変形をしてゆく。そしてイアンを光が包み込んでゆくとイアンは聖剣を持ちロイゼンに向かって斬りかかった。イアンは魔術詠唱をするのであった。イアンの聖剣から炎と光の渦が竜巻のようにして集まるとロイゼンに向かって魔術は放たれた。炎と光の渦がロイゼンの身体に激突して行く。ロイゼンは激しい咆哮を上げた。その咆哮によりイアンが放った炎の渦とロイゼンの炎が激しく激突すると凄まじい熱風を巻き起こしてゆく。巻き起こった熱風によりロイゼン・エヴェッカは視界を失った。

読んで頂きありがとうございました。

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