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第4幕ー4

色々と疲れた。


 その頃ヴァルデンス・ユーグベルトとユーティス・ウェルデンバード、べレドゥール・ローデンベルグらは城郭の中心部へと突入していた。

部下達が必死の思いで闘っている中、自分達も、常に前線に立ち闘わなければならないという屈辱を背負いながらもならなかった。


「大尉!!リーヴィルヘイトが、ドリステン・リーズリの救出に成功した模様です。だが現在も魚人と対立している様です。」


ユーティスは、親衛隊の隊員達の無事を祈る為に、隊員達のアビリティを感知していた。


「そうか!アレイスターは遂にやったようだな。

完全に魚人の殲滅と城郭の破壊のみだ。

城郭の奥に忍び込み爆弾を仕掛ける。

そうすれば、この城郭は完全に破壊される。

俺たちの勝ちって訳だ。

魚人の親玉を倒した後は、アロイスザンをぶっ潰さなけりゃならねえしなぁ。」


ヴァルデンスは走りながら口にしていた。

ヴァルデンスらの前に魚人達の残党が次々と現れるとソードを使い次々と斬り倒していく。

ヴァルデンスのソードから青白い閃光が現れると、魚人兵士の身体を両断していく。


すると魚人達の身体から、喰いつくされた人間達の死体が次々と現れるのであった。

両腕を喰われ、原型を失った人間達の遺体からは凄まじい異臭がするのであった。

ベレドゥール・ローデンベルグは前方を見渡すと、そこは城郭の奥深と通じる巨大な穴が見えた。


「おい、ここから上に通じているみたいだぞ!!!

ヴァルデンス、ユーティス!!!

向かってみる価値はあるぞ。

なんだ!!この凄まじい力は、まるで押し潰されるように強い!!気を付けろ!!!」


「ベレドゥール!!!顔をつけろ!!!奴は危険だぞ!!!」


そして穴から一気に凄まじい砲弾が放たれると、

それは、一気にドーム状の部屋を覆い尽くした。

無数の砲弾は雨のように降り注ぐと一気にヴァルデンスの身体を直撃した。


ヴァルデンスらはシールドを形成した。

形成されたシールドを直撃した砲弾は、一気に爆発していく。

穴の上方から機関銃を所持した1匹のサメ魚人が現れた。

頭を4つ持つその魚人は、機関銃を片手に凄まじい勢いで弾丸を放っていく。

機関銃を片手に持つ鮫魚人が放った弾丸は、一気にシールドを突き破ると激しく爆発した。

散乱した凄まじい銃をシールド魔術を使い避けたユーティスは、機関銃を出して一気に撃ち尽くしていった。


「ヴァルデンス大尉!!!気をつけてください!!奴は多頭系です。一歩間違えれば、喰われます。」


やがて魚人は現れると一気にこう言い放った。

4つの頭からはそれぞれ独立した人格があり、徐ろに話し始めたのだった。


「מייַן נאָמען איז Runfan Toex, די סטראָנגעסט הייַפיש פישמאַן מיט פיר קעפ. איך געחידושט וואָס מין פון שטאַרק גויס געקומען און איך דערוואַרט זיי, אָבער אַלע די ביסל פיש וואָס ארויס. עס קען נישט זיין געהאָלפֿן אין אַלע. עס איז נעבעכדיק. איצט עס איז גוט צו זיין אַ רויב פֿאַר מיין מאַשין ביקס אַז ריינז.


《俺の名はルンファン・トゥエクス四つ頭を持つ最強の鮫魚人だ。

どんな強い奴が来たと思い期待していたのに現れたは雑魚ばかりでは無いか。

全くどうしようもないものだ。

哀れものだな。

さあ雨のように降り注ぐ私の機関銃の餌食となるが良い。》」


「Se pensi che sia un piccolo soldato di pesce dell'impero Aleity, allora cos'è una persona giusta? Le nostre quattro teste erano molto stanche. Mi chiedo come dovresti affrontare il fatto che se non sei abbastanza bravo, verrai mangiato e ucciso dall'uccisione. Non vogliamo divorarti. Andiamo per la battaglia tra te e me, il virtuoso della pistola.


《全くアレイティ帝国の雑魚兵士かと思えば、ちゃんとした能力者とはなぁ。

僕達4つの頭は非常に待ちくたびれたよ。

君ら能力者は下手すれば皆殺しに食い殺されてしまうのに対して、どのように対処するはずなのかね。

私達は、君達を食い荒らしたくはないのだからね。

銃の名手、君と私でどちらが強いかの勝負と行こうじゃないか。》」


「Rwyf wedi darllen trwy eich galluoedd yn llwyr. Cyflymder rhagfynegol bwledi. A'ch pŵer. Ymhellach, cyfrinach y dyn pysgod. Grym gallu. Trwy ddarllen trwy bob un, gallwch gyfrifo terfyn y gallu y gellir dweud ei fod yn berffaith. Anghofiais i, ond dwi'n aml-leidr. Mae yna dros 120 o ieithoedd i gyd. Mae'n wyrth.


《僕は、君達の能力を完全に読み切った。

弾丸の予測スピード。そして、君達の力。

更には、魚人の秘密。能力の力。

それぞれを読み切る事で、完璧とも言える能力の限界が演算できるんだよ。

忘れていたけど、僕はマルチスキラーだからさ。

喋れる言語の数は全部で120言語以上。奇跡とも言えるだろうね。》」


「Bizning kuchimiz yo, momaqaldiroq, olov, suv, er va sehrdan foydalanadigan yagona baliqchi. Janob Alois Zan tomonidan yaratilgan mukammal kuch, bu osmonlarni ag'darish va Xudodan ustun bo'lishdir. Men sizga ko'p qotilning kuchini ko'rsataman. Odamlar ahmoq baliqchilar kuchiga sajda qiladilar. Buyuk Xudoni e'lon qilish bilan.


《俺たちの力はよぉ、雷、炎、水、大地、そして魚人の中で唯一魔術を使う事が出来る魚人だ。

アロイスザン様が作り出した完璧なる力、それこそが天をもひっくり返して、神をも凌駕する力。

マルチスキラーの力を見せ付けてやる。

人間共は愚かな魚人達の力の前に平伏するのだ。

偉大なる神の告げと共に。》」


4つの頭は、次々と喋り始めると同時にルンファン・トゥエクスが持つ機関銃の銃口は4つへと増えたのであった。

4つに増えた機関銃の銃口からは、無数の弾丸が雨のように発射された。

その弾丸の一つをヴァルデンスは、ソードを使い、跳ね返した次の瞬間猛烈な火花がヴァルデンスの身体を直撃した。


1000万Vの強烈な電流が流れてヴァルデンスは感電するのであった。

その直後凄まじい雨のように降り注ぐ弾丸はヴァルデンスの身体を貫通した。

ヴァルデンスは、シールドを破られた。


そしてその弾丸が貫通する中激痛で床へ倒れ伏した。

その直後、思い出していた。

ヴァルデンスはかつて娘と妻を魚人に惨殺された過去があった。


その時、娘と妻は凄まじい弾丸の餌食により、蜂の巣にされていたのだった。そして思い出した。

そして当時焼け焦げた家の内部を思い出していたのだった。


「まさか、、、まさか、、、、、俺の娘と妻を惨殺した魚人は、、、、まさかこいつか!!!!!」


ヴァルデンスは、思い出す中、絶望した。

あの日、遠征から帰ってきた夜、街は急襲で焼け野原と化していた。

そんな中、急襲を逃れて、無事だと思っていたユーグベルト家は、酷い有様だった。


焼け野原の家屋の中、帯正しい数の死体の有様。

ヴァルデンスは理解した。

あの日、妻と娘はこの4つの頭を持つ魚人に襲撃され殺害されたのだと。


「貴様!!!!!!俺はずっと探していた。

娘と、妻の命を奪った復讐すべき相手を、、、俺は、、、、復讐すべき相手を殲滅する事に全てを捧げてきたのだ!!!許せねえ!!!!死ねよ!!!このやろう!!!!!!」


ヴァルデンスは、一気にソードに力を込めた。

ソードの取手から一気に溜まった力が剣先に伝わるとアビリティソードは赤く光り出した。


そして次の瞬間、赤い閃光はアビリティソードの剣先全体を包み込んだのであった。

剣先は、一気に真っ赤に染まりヴァルデンスは怒りを露わにしてルンファン・トゥエクスに斬り掛かっていった。


一気に走り去っていくとルンファン・トゥエクスの機関銃目掛けて、一気に力を解放するのであった。

だが次の瞬間、ルンファン・トゥエクスの機関銃の第2銃口から赤い雷の銃弾が何発も放たれた。何発も放たれた弾丸は、ヴァルデンスの右腕に貫通のするのであった。

一気に血が上がると、ヴァルデンスは、怒りの余りソードを振るった。一気に部屋の周辺で爆発が起きると爆風が辺りを襲った。


「爆裂斬鬼炎翔!!!!!!!」


ヴァルデンスがそう唱えると、ソードから一気に爆発が起き、ルンファン・トゥエクスの身体へ目掛けてアビリティソードは貫通するとルンファン・トゥエクスの身体は爆発するのであった。

だが爆発する身体から、凄まじい風が起きるとルンファン・トゥエクスの口から破壊弾が放たれた。

破壊弾は、黄色く光り出したのであった。次の瞬間一気に爆発した。


「ヴァルデンス!!!!

復讐に囚われるな!!!

恐ろしい事になるぞ!!!!

おい、、貴様、、許さんぞ!!!!ヴァルデンス!!!しっかりしろ!!!」


「ベレドゥール、すまねえ!!!」


ヴァルデンスは、凄まじい爆風で吹っ飛ばされ激しい深手の傷を負ったのであった。

激しく血を吹き出すヴァルデンスであった。

深手の傷を負ったヴァルデンスに対して、ベレドゥール・ローデンベルグは、必死に呼びかけるのであった。


白い軍服が赤く染まると、ベレドゥールは、ソードを構えた。

ベレドゥールが構えた事で、ソードに一気に赤い閃光が包み込まれて行く。


ソードの形状は一気に変形していく。

変形した剣先は鋭い槍のような状態へと変化した。

変化した槍の先を持つとベレドゥールは、一気に突進していった。


「俺はかつての仲間だった!!ヴァルデンスと共に、歩んできた道のりを汚す奴は絶対に許さんぞ!!!覚悟しろ!!!!」


かつての仲間との絆。

俺は何がなんでもこいつを守らなければならない。

それだけの思いを胸にベレドゥールは、走り去って行くのであった。

読んで頂きありがとうございます。

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