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第3幕ー7

最近誰にも言えないっていう昔のドラマハマってます。


 ゲルディ・ジャックは太刀を持つと轟速で駆け抜けながらアレイスターへと斬りかかった。

アレイスターはその勢いに圧倒されながら何とか耐え凌いでいた。しかし凄まじい勢いで沈没船の甲板に飛ばされるのであった。

ゲルディ・ジャックは太刀を立て、アレイスターを殴りつけると回転させた太刀をアレイスターに向けて斬りつけた。


「おい、、、てめえどうしたんだぁぁぁぁぁぁ????

さっきまでの威勢の良い勢いはよォォォォ????

そんなへっぴり腰じゃあ俺には勝てねえぞ。」


アレイスターの口から鮮血が吹き出した。

ゲルディ・ジャックに刺された傷があまりにも痛くて、耐えられなかったようだ。

鮮血は黒く濁る中、斬られた傷跡からも吹き出ていくのであった。


「ふざけるな、、そんな理由の為に、お前たちは、、多くの人を、、大勢の人々を殺したんだ???

種族の為か??

お前ら魚人にも、守る物があるだろう??

仲間とか家族とか、、そんなものが奪われても、いいって言うのか??」


「ぎゃあぎゃあ言ってんじゃねえぞ。

てめえら陸上人は、俺たちの仲間を食い尽くしたじゃねえか。

てめえらの種族の為に他の動物や魚をぶっ殺して、てめえらだけがのうのうと生きているのは納得いかねえんだよ。

それで食物連鎖の頂点だぁぁぁ???

ふざけんじゃねえぞ。

頂点に立つのは俺たち魚人だ。

見せてやるよ!!!

俺の最強を!!!

あばよ!!!

陸上人!!!

てめえは終わりだ、こらぁ!!!!!!!!」


ゲルディ・ジャックは、口から破壊砲弾を吐き出すと、倒れきっているアレイスターに向けて、砲弾を発射した。

アレイスターが倒れている周辺は爆発した。

かなり吹き飛ばされると爆風はさらにアレイスターの身体へと傷を追わせるのであった。


ゲルディ・ジャックは、太刀を片手に持つとアレイスターと決着をつけるために忍び寄っていくのであった。

そして太刀から炎を噴き出すと、アレイスターへとぶつけた。


すると、爆発した沈没船の周辺から炎が上がった。

アレイスターの首元をゲルディ・ジャックは掴むと地面へと叩き落とした。

そして一気に超高速で移動すると太刀を振り下ろした。


その凄まじい威力で、アレイスターは右肩に切り傷を負い、血を流した。

それをいぶるようにゲルディ・ジャックは、煽り散らした。


「おい、、どうしたんだよ、、てめえ、手も足も出ねえじゃねえか。

あれ程、威勢のいい態度を取っていたのよによォ、

所詮てめえは俺には勝てねえ。

仲間も、恋人も守れずに暗い海の中に沈んでいくんじゃねえのかよ。

哀れだな。

てめえみてえなクズは、あの世に送ってやっからよ。」


ゲルディ・ジャックが太刀を持つと、どす黒い閃光がゲルディの身体の周辺を包み込んだ。

閃光は、全身を包み込み覆い尽くした。


そして太刀は3本の3m近い鋭利な形状の剣へと変化した。鋭利な刃物を持つゲルディ・ジャックは、アレイスターの身体を吹っ飛ばしていた。

そして3本内の2本目からは凄まじい勢いで破壊砲弾が発射されていく。


辺りが破壊されていく中でバイキング号に砲弾が当たることで燃えている沈没船はさらに破壊されていく。

そして遂にバイキング号は完全に崩壊していくのであった。


アレイスターは傷だらけになりながらも必死にゲルディ・ジャックへと斬りかかっていく。

ソードから赤い斬撃を放っていくがその斬撃ですらゲルディ・ジャックは、かき消してしまうのであった。2人は激しくぶつかる中、どす黒い渦が巻かれて一気にゲルディ・ジャックの身体を包み込むと、そのまま太刀を構えた。



「これこそ俺の最強、死の爆翔弾ディスヴェガリオン!!!!」


黒い閃光は一気に集まると爆発した。

爆風は城郭の周辺を完全に焼き払っていくと辺りに火の海が広がった。

凄まじい勢いでゲルディ・ジャックの姿は変化していく。

戦闘に特化された姿へと変わっていく様子を見たアレイスターは驚愕のあまりに目を開いた。


「俺の実力を思い知らせてやるよ。

そしててめえが二度としゃしゃり出れねえように、痛みつけてやるからよ!!!!

覚悟しやがれ!!!!!」


太刀は双剣へと変化していく。

そして恐るべき勢いで爆発し炎を吹き出すと高火力で爆発した。

双剣を構えたゲルディ・ジャックは、一気にアレイスターへと斬りかかっていくのであった。


アレイスターは傷だらけなりながらも必死にソードを構えたが、、既に力を失い尽くしていた。

痛い。

辛い。

その強い気持ちはより一層アレイスターを苦しめた。


しかし、そんな痛みを耐えながらも必死にソードを握り燃え盛る炎の中でゲルディ・ジャックへとぶつかっていった。


「許さない!!

俺は、、お前たちを許さない!!!!

答えろ!!!


綾や、、、琹や、、、由佳は核兵器によって焼き殺されたんだ!!!

お前らのせいで!!!

ソフィア様の心に傷を負わせた。

お前ら、、ブルエスター帝国だけは、、何がなんでもぶっ潰す!!!!」


「もうやめて!!!」


ソフィアは傷だらけになりながらも必死に闘いを見ながら叫び尽くすのであった。

閃光を避けると、ゲルディ・ジャックの双剣から黒く凄まじい渦が出現した。

その渦は双剣を巻き込んで行くと一気にアレイスターに向かって放たれた。

アレイスターへと放たれた渦は、体力を奪い尽くしていく。


「焼き殺されただと??

そいつは違うな!!!!」


「何????どういう事だ???」


「チャレンジャー号、、、てめえの仲間が乗った船が、核兵器により爆発して沈没した。

そう陸上では噂されているそうだがなあ、、、、

あの日、、俺はそのチャレンジャー号に近づいて、、、

湖に落ちた人間をこの俺が喰い殺したんだよ!!!!!!!!

いはははははは!!!!!

チャレンジャー号だけじゃねえ、、、ミズーリもそうだ。そうだろ。アレイスター、、、いや室田公平!!!!!

結城綾も、、、結城栞も、、、村尾由香も、、、加納梨沙も、、、、、

そしててめえの大事な恋人、、、三田園朱理も、、、皆、、、この俺が!!!!!

バラバラに斬り殺してやったのさ!!!!!!!!

そうだ!!!!!

所詮てめえは俺には勝てねえよ。

雑魚止まりって訳だ。

さあ見せてやるよ!!!

てめえが命よりも大事な仲間がどういう運命を辿ったのかをなぁぁぁ!!!!!」


薄れていく意識の中、真っ暗な幻覚に吸い込まれていく。

周辺は真っ暗な環境へと変化していくと、あっという間に景色が変わっていく。

そして朱理の幻覚が遂に現れる。


(そうやってあんたは自分だけ助かって。

私も、、綾ちゃんも琹ちゃんも、、、由佳ちゃんも、、梨沙ちゃんの時も、、、、あんたはいつも責任から逃れて、、自分だけ生きて、、生きて、、あんたなんか生きる資格は無いのよ。あんたなんか死ねばいいのよ!!!

死んで!!!死んで!!!

死んで償えよ!!!!

私はあんたに殺されたんだ。

人殺し!!!!)


「やめろ!!!やめろ!!

俺はお前を助けたかった。うわぁぁぁぁ、、、やめろ!!!やめろ!!!!これ以上見せるな!!!!俺を苦しめるな!!!!俺はもうこれ以上、、、ここは???まさか、チャレンジャー号か????」


ふとアレイスターの目の前の映像は、チャレンジャー号が沈没したその日に、遡った。甲板で写真を撮るアレイスター(室田公平)の同級生、結城綾、、結城琹、、、村尾由佳、、、そしてシャッターを押す加納梨沙の姿があったのだ。



「逃げろ!!!逃げろ!!!逃げろ!!!!まさか、、、声が届かないのか???」


必死の叫びも虚しく、4人は甲板からレストランへと向かっていく。そして午前11時55分、悪魔の時間は着々と近づいてくるのであった。


「無駄だ。

てめえの声は届かねえ。

さあもうすぐだ。

さあてめえの大事な女共が黒焦げになる時間がよォ!!!!!!」


幻覚の中で、4人がレストランへと入っていって5分後、湖面が赤く光り異常な熱を発生させていく。

そして勢いよく凄まじい閃光がチャレンジャー号を襲っていくと閃光は爆風と熱へと変化していく。


ズドォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ、」


凄まじい爆風によりチャレンジャー号は木っ端微塵に吹き飛ばされていく。

突然映像は真っ黒になり、映った時には、船は既に炎の業火に包まれていた。

15分後に焼け焦げた船内に焼死体が転がっていた。


船内にはスプリンクラーが作動して水が充満してゆく中は、必死に助けを求める声がした。

豪華客船チャレンジャー号の中全身に大火傷を負った結城綾が歩いていた。


「助けて、、、、誰か、、助けて、、、、皆、、どこなの???

皆、、、死んじゃったの???、、

そうだ。もしかしたら湖へと逃げれば、、熱いよ!!!

琹、由佳!!!

皆生きているよね???

痛いよ!!!!」


必死に助けを求める綾の姿があった。

こんなに火傷を負ったけどまだ助かるかもしれない。

必死な思いで彼女は、船の外に向かって歩いた。

その時だった。


船内に湖の水が入り込んできた。

激しい渦を巻きながら、巨大な影が忍び寄って来た。

その影はやがてはっきりと姿を現した。


巨大な太刀を持ったホオジロ鮫の魚人が姿を現したのであった。

もし次の瞬間逃げようとする結城綾はあっという間に太刀で切り裂かれた。


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」


何度も、、何度も、、、そしてその太刀によって綾の身体から首を切り取ると巨大な口で噛み砕くのであった。

噛み砕かれた綾の首は原型を留めない程損傷した。

眼球は抉り取られ血液は激しく噴き出していた。


「さあて中々良い味出しているじゃねえか!!!!

なあ!!!!!アロイスザンよ!!!!

陸上人の女共を次々と焼け焦げた女を俺がこの手で丸呑みにしてやっからよぉぉぉぉ!!!!!!」


怒り狂ったように巨大な咆哮を上げてその魚人は近づいていった。

そして船内にはまだ村尾由佳と、結城琹が残っている。

船内のボイラー室に噴き飛ばされた村尾由佳はなんとか、生きながら得た。

顔に火傷を負った上に足には船の残骸が刺さっていた。


「痛い、、、綾???琹????梨沙???

皆無事なの???

一体、、、何が起こったのよ???

私達はそうだ。

昼食を、、、誰か???誰か???

助けて!!!助けて!!!」


由佳はボイラー室の非常口の扉を只管叩いた。

誰かが助けに来てくれるかもしれない。

僅かな希望を信じて。


その時一気に水が溢れてきた。

水はボイラー室の中に溜まってゆくと次から膝下まで浸かってゆく。

そして突然巨大な鮫魚人の口が出現した。


巨大な鮫魚人は船内の壁をぶち壊すと口を開けて、由佳を水中に引きずり込んでゆくのであった。

そして一気に場所は変わった。

由佳と琹、、そして梨沙は目を覚ました。


3人がはっと目を覚ました時彼女達は、全身を固定されていた。


「琹??梨沙???私達、、、助かったの???ねえ????琹?????」


由佳は変わり果てた琹の顔を見て驚愕した。

そこに今まで知っていた栞の顔は無かった。

顔面いっぱいにガラスの破片が突き刺さり、喋れなくなる程、そして彼女の顔は原型を留めていなかった。


梨沙も同じだった。

次の瞬間由佳の目の前で琹と梨沙の身体に大剣が振り下ろされていた。

その大剣は琹と梨沙の身体を見るも無残な姿へと変えてゆく。


腕、、脚を大剣で切り裂いていくと琹と梨沙の生首を大剣でぐしゃぐしゃに切り裂いてゆく。

2人の脳みその破片を巨大な口を開けた鮫魚人が、、喰い尽くしてゆくのであった。


「やめて!!!!!もうやめて!!!!!

お願い、、、、命だけは、、、、、、ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


そして巨大な大剣を持つ1匹の鮫の魚人によって、由佳の身体をバラバラに斬り裂かれていくのであった。

その魚人は、由佳をばらばらに殺すと身体を一つ残らず食い尽くしていった。

大剣には由佳の生首が突き刺さっていた。


巨大な口を開けたゲルディ・ジャックは由佳の生首を鋭い歯で噛み砕いた。噛み砕かれた事で激しく損傷した彼女の眼球が飛び出ていた。


「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ、、、、やめろぉぉぉぉ!!!!もう見せるな。あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!、あ、、、、、、、、、、、、、おい!!!!朱理は、、、朱理はどうしたんだよ?????」



その光景を見たアレイスターは、放心状態になった。

そして幻覚は消えてゲルディ・ジャックが立ち尽くす中、ゲルディ・ジャックは再び大剣を振り上げた。

映像が再び変わった。

アレイスターも巻き込まれたミズーリの沈没事故の映像へとなった。


公平(アレイスター)は水の中に落ちてゆく中朱理も全身に大火傷を負っていた。


「朱理!!!!!

朱理!!!!!!!!!!!!!!!!」


朱理は水中に引きずり込まれてゆく。

激しく渦のような物を発生させながらゲルディ・ジャックは水中から姿を現す。

艦隊ミズーリはキノコ雲をあげて大爆発を起こす中、三田園朱理は、鮫の城郭の処刑台へと連れて行かれた。


そしてゲルディ・ジャックの持つ大剣によって腕、脚の四肢、、及び、、頭部を原型を留めない程激しく切り裂かれていた。

ゲルディ・ジャックは朱理の頭部を巨大な口を開けると鋭い歯で派手に噛み砕いてゆくのであった。

朱理の眼球を鋭い爪で激しく激しく何度も何度も切り裂いていった。


アレイスターの心の中で何かが壊れた。

全ては復讐に心を奪われ、心は暗黒面に落ちた。

どす黒いオーラがアレイスターを包み込んだ。

アレイスターの赤い閃光はどす黒い閃光に変わっていた。


「てめえが、、、てめえが、、朱理を殺したんだな!!!!!ゲルディ・ジャック!!!!よくも、、、、よくも、、、、ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!てめえをぶっ潰す!!!!!!!」


暴走したアレイスターは、一気にゲルディ・ジャックへと突っかかっていった。

全ては復讐に心を奪われ暗黒面へと落ちていた。

その様子を見たゲルディ・ジャックは、叫び尽くした。


「その力を待っていたんだよ!!!

てめえのその力だ。

その力を解放しろ!!!

そして全てを壊せ!!!!

復讐に心を奪われたてめえは、正義の味方の資格はねえ!!!!!!!!!!

いははははは!!!!!!!!!!!!」


どす黒い閃光に包まれたアレイスターは、暴走のあまりに叫び続けていた。

既に正気を失い、その心は傷心していた。

そんな中、ゲルディ・ジャックは、煽るように叫び続けた。


「どうした??

手も足も出ねえみてえだな。

所詮、、てめえは大事な人間の命を守ることも出来ねえクズだろうがぁぁぁ!!!!!!

そうだろてめえは、、人を幸せにすることなんて出来ねえゴミなんだよ。

その女を殺した俺が憎いんだろ。

てめえの大事な女を俺がこの手でぶっ殺してやったんだからよォォォォ!!!!!

何が正義だ、、、この野郎!!!!!!

所詮てめえは誰も、、、助けられねえ、、元の世界ではどうしようもないくらいのクズだろうがァァァァァァァ!!!!!

そうだ!!!苦しめよ!!!!

苦しめよ!!!!!!

いははははは!!!!

そしてその怒りを解放しろ!!!!!!

大事な命を守れねぇような野郎が、、、俺なんか殺せる訳がねえだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ゲルディ・ジャックの双剣は、アレイスターの身体を貫通した。

巨大で鋭利な刃先は、一気にアレイスターの身体を貫通すると、どす黒い鮮血が飛び散るのであった。


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


「もうやめて!!!!アレイスター!!!

ダメよ!!!

あなたは私を助けてくれた!!!!

こんな奴が、、アレイスターに手を出すくらいなら私を殺しなさい!!!!!!」


ソフィアは一気にゲルディ・ジャックの側へと寄った。

ゲルディ・ジャックは双剣を握ると、ソフィアの方へと近づいた。着実にソフィアへと双剣が忍び寄っていく。


「あばよ、、、皇女様!!!!!!」


ゲルディ・ジャックが双剣を振り下ろしたその時、、アレイスターは一気に覚醒した。

全身が真っ赤に包まれていくと鎧が形成されるのであった。そしてバイキング号に眠る寂れた聖剣は一気にアレイスターの身体を包んでいく。

そして双剣を振り下ろしたゲルディ・ジャックはアレイスターの鎧から発された凄まじい衝撃波で吹っ飛ばされるのであった。


「何??そんな、、まさか、、聖剣が???」


ゲルディ・ジャックは驚愕した。

本来はレオペエウスの出身者しか使えない筈の聖剣をアレイスターは手にしているのであった。


「何故だ!!

何故てめえが使える??

それを使えるのは聖剣人だけの筈だ??何故、陸上人である筈のてめえが、、、畜生、、、畜生!!!!!!

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


ゲルディ・ジャックの身体からは黒い渦が発生した。

その渦はゲルディ・ジャックの全身を覆い尽くすと、そのまま、全身を包み込んだ。

そして双剣からどす黒い黒い斬撃を放っていく。

今までのスピードを一気に凌駕していくと高速で移動をしていき、アレイスターの聖剣とゲルディ・ジャックの双剣は激しくぶつかっていく。


「負けねえぞ、、負けねえぞ!!!この野郎!!!!!」


(こいつ、この野郎、、攻撃が一切効かないだと、、ふざけんな!!!

ふざけるな!!!!

ちくしょう、、俺は、、負けねえぞ!!!!)


「朱理の仇。綾、琹、由佳、梨沙ちゃん、、、、そしてソフィア様の父の仇、、、、それからてめえが殺して食い殺した全ての人達の仇だぁぁぁぁぁ!!!!

俺がてめえを殺す!!!

ゲルディ・ジャック!!!!

死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


赤く燃えるような光と閃光が聖剣を包み込んでいくとゲルディ・ジャックが生成したどす黒い渦を一気に突き破っていく。

そして聖剣は一気にゲルディ・ジャックの心臓を貫いていた。

心臓を貫かれたゲルディ・ジャックは、どす黒い鮮血を吐き出すと身体は一気に弱っていく。


「俺が、、こんな奴に負けるだと、、、、ふざけるな!!!!!

俺は、、、俺は負けねえぞ!!!!

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ゲルディ・ジャックの心臓に突き刺さった聖剣を一気に引っこ抜いた。

するとゲルディ・ジャックの身体は爆散した。

そして粉々に砕け散った。


そして爆散する死体の中からは、消化しきれていない陸上人の遺体が次々と出ていくのであった。

アレイスターは、傷だらけになりながらも、その光景を見渡した。

そして、遺体から出てくる1本の指に指輪がされていた。その光景を見ると、アレイスターは絶句した。

誕生日に自分があげた指輪を朱理はしていたのだ。


「やった、、、やったぞ、、遂に、、、遂に、ゲルディ・ジャックを倒した。俺は、、、朱理の仇を取ったんだ。はぁ、、、はぁ、、、、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!なんで、、なんで、、、こうなるんだよ。俺は、俺が連れてきたせいで!!!!ごめん、、ごめんな、、俺はお前の事を守ってやれなかった。」


「アレイスター!!!!」


ソフィアはアレイスターの傍によった。

そしてアレイスターへと抱きついた。

彼女は今、全ての真実を知った。


自分がアレイスターの全てを受け止める。

だからこれ以上苦しまないで欲しい。

今、私が受け入れてあげるしかない。


「アレイスター、、、私があなたを受け止めます。

これ以上自分を責めてはいけません。

あなたは屑なんかでは無いのです。


全てはミサイルを作った湖底人、私達の仕業です。

私達の祖先が作ったミサイルのせいで、、多くの陸上人が死ぬ羽目になって、、私はあなたの大事な人を助けることはできませんでした。

だから、、私も奴らの言いなりにされて、、父を殺されたのに、、、私には生きる資格がありません。

さあ、、私を殺してください!!!!!」


ソフィアは手を出した。

全てを受け入れて私は死ぬ。

それだけであった。

アレイスターはソフィアに対して叫ぶのであった。


「もうやめてください。

皇女様。

俺はあなたを殺せません。

あなたのせいではない。

確かに朱理や皆、殺されました。

でも、悪いのはミサイルを放って、朱理多くの人々を殺したアロイスザンとブルエスター帝国です。

だから俺は復讐します。

国のために。

多くの苦しんだ人々の為に、朱理の仇を取ります。それにあなたを守るのは俺の責任です。

俺はこれ以上人が苦しむのは見たくないのです。

聖剣はそんな俺に味方してくれました。

だから、ゲルディ・ジャックは奴は殺しました。

朱理の仇が取れたんです。

でもまだ魚人は死んでいません。

奴らのボスを城を壊滅させる為に、俺は力を使います!!!行きましょう!!!あなたは国へ帰るのです。平和になった国に!!!!!」


泣き叫ぶソフィアに対して、アレイスターは強く叫ぶのであった。

読んで頂きありがとうございます。

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