第3幕ー4
仕事休みでやっと続き書けて嬉しいです。やっぱり創作はやめられません。
アレイスター(クワイガン)は、凄まじい物音で目を覚ました。何かを荒らし喰い散らすような不気味な音が一斉に響くと、アレイスター(クワイガン)は、起き上がり、、音のする方へ走った。だが、家の中の様子を見たアレイスターは、驚愕した。なんとそこには3つ頭の鮫魚人、オドヴァールカ・ジェドに無残に喰い殺されているコニーの死体があったのだ。眼球がえぐり取られ、見るも無惨な顔になっていた。村長は全身をメッタ刺しに刺されていた。そしてジェドは、大きな口を開けると、コニーを恐ろしい歯で粉砕した。原型を留めない程、、ぐしゃぐしゃにされたコニーは噛み殺された。
「てめえ、、、、良くも、、、、村長とコニーちゃんを、、、」
アレイスターはソードを抜くと赤い閃光がアレイスターを包むと、一気にオドヴァールカ・ジェドに斬りかかった。
だが、オドヴァールカは、凄まじい勢いで刃渡り2メートル近くのギルドアックスを振り下ろした。するとアレイスターは家の外へと吹っ飛ばされた。
「וואו איז די פרוי? איך טרעפן עס זענען בלויז יונגאַטש און דזשידזשיי וואָס זענען געווען אַטאַקירט אין שטוב בייַ נאַכט. וווּ די גענעם איז געווען די פרוי Paul Wen Joker מיסט? דעם מאַמזער.
《てめえ、、、女はどこだ。夜に家に襲いにかかって見たらいるのはガキとジジイだけじゃねえか。ポールウェン・ジョーカーが殺し損ねた女とやらは一体どこに行ったんだ。この野郎。》」
「Ma ootan täiesti, et kõige paremini maitseb naine, eriti noor naine täiskasvanueas! Ebakompetentne brat ja jijii ei saa pinget aidata. No see hale ja ebakompetentne prügikast, mille ma ära söönud olen! ! ! !
《全くよ、、、女、特に成人期の若い女は最高に美味えって話だから期待していたのによぉ。無能なガキとジジイだけじゃ、、どうもテンションが上がんねえな。まあこの俺に食い殺される哀れで無能なゴミがよ!!!!》」
「Aftidan, Pol Ven Joker odamlarga qiziqmaydi. Axir, men o'sha yigitlar odamlarni qiziqtirmaydilarmi, deb o'ylagan edim-u, ammo men shunchaki bu ahmoq odamni yeb qo'yaman. Ko'ramiz, ikkita ahmoq bosh.
《ポールウェン・ジョーカーは人間に興味がないのだそうだねえ。やっぱり無駄に人間共に興味がない連中かと思っていたんだが、あとはこの馬鹿な陸上人も喰い尽くすのみだ。さあいくぞ、、2つの馬鹿な頭。》」
そしてオドヴァールカ・ジェドは巨大なギルドアックスを振り下ろした。アレイスターはその攻撃を必死に避けるだが、ギルドアックスは、一気に家を破壊尽くしていく。
「何故、、この村を襲った。お前達は、アレイティ帝国の人間しか襲わないのではないのか。」
アレイスターは怒りに身を任せ、一気に剣を振るった。赤い閃光を使い凄まじい斬撃を放つと、オドヴァールカの身体を直撃した。しかしオドヴァールカはその斬撃を躱すと、バリアシールドを形成した。そしてオドヴァールカは空中浮遊すると手から破壊砲弾を放つと一気に爆発させた。すると一気に破壊砲弾は空中で爆発すると、辺りの家屋を破壊し尽くした。村全体は異変に気づき村人達は、一気に家屋の外へと出た。家屋は崩れ、村人達は逃げ惑う。
「やめろ、、、何事だ。」
「大変だぞ、、、魚人が来たぞ、、、逃げろ!!!」
凄まじい勢いで崩壊していく村を見てアレイスターは悲観した。これが、、戦争なのか。アレイスターは絶望しかなかった。
その一方で・・・
ドリステン・リーズリは、民家の影に隠れながらも恐怖に怯えていた。恐怖の足音が着々と近付いてくる。
「あいつが、、、、あいつだ。私の家族を殺した魚人。。」
逃げ惑う中、ドリステンは思い出していた。8歳の頃突如としてガズブルに現れ、ドリステンの母と姉を皆殺しにした1匹の魚人。忍び寄るその魚人は、長年追い求めていた家族の仇であった。その魚人こそ、、ホオジロザメの単頭系の魚人、ペルヘノン・ジャックであった。
8歳のあの夜、母親と姉はあいつによって殺されたんだ。
「Finalmente lo encontré. Doristen Lee, mi presa que he estado buscando todo el tiempo. Ojalá hubiera comido con mi familia esa noche. El hecho de que lo mantuve vivo fue un error de cálculo. Sacrificas a Roizen Evekka.
《ようやく見つけたぞ。ドリステン・リーズリ、ずっと探し求めていた私の獲物だ。あの晩家族と共に喰い殺しておけば良かったようなものを。生かしておいてしまったこと自体が誤算であった。お前をロイゼン・エヴェッカ様の生贄とする。》」
スペイン語を話しながら、近づいてくるペルヘノン・ジャックは、太刀を構えると、ドリステンの正面へと近づいてくる。ドリステンは、憎しみの感情を爆発させた。
(こんな奴、、、、こんな奴なんかの為に、、お母さんもお姉ちゃんも、、、、)
「黙れ、、、、黙れ黙れ!!!!!あたしが殺してやる。死ぬのはお前だ。お前なんかこの手で!!!!!!うわああああああああ!!!!!!!!」
燃えるような感情が一気に爆発すると、凄まじい竜巻が巻き起こり、一気にドリステンの電撃が爆発した。竜巻と同時に雷撃が発生するとドリステンから出た雷撃は、周辺を巻き込み大爆発を起こした。だがペルヘノン・ジャックは、シールドを形成すると、一気にドリステンの雷撃を交わした。一気に太刀を振り下ろした。
そして、ドリステンを捕まえると、彼女の胸ぐらを掴んだ。ペルヘノン・ジャックは、彼女の攻撃を完全に無効化した。
「離せ!!!!この人殺し野郎!!!!!」
しかしペルヘノン・ジャックは彼女を殴りつけて気絶させた。そしてその場から姿をくらましたのだ。ペルヘノンはアレイスターと闘うオドヴァールカに語りかけた。
するとそれを察したのか、オドヴァールカは、闘いを辞めるとその場から姿を消した。
「待て!!!」
アレイスターは、オドヴァールカを探したが、一向にその気配は見えなかった。アレイスターは家の中に入ると、無惨にも喰い殺され顔面を喰い殺され肉片となってしまったコニーと村長の死体に手を合わせた。
「俺が、、、もっと早く気づいていればな、、、、ドリステン、、、そうだドリステンはどこだ、、、一体、、、、、うあああああ!!!!」
その瞬間突然猛烈な頭痛が、アレイスターを襲った。そしてあの事故の映像が頭を過ぎると、ふとアレイスターを幻覚が襲った。
やはりここも全て記憶がある。俺は1度、いや2度ここに来た事がある筈だ。それも1度や2度じゃない、既に何度も。そして
(そうやってあんたはまた何度も大切な仲間を見捨てていくんだね。だからあんたはクズなんだよ。私の事だって助けてくれなかった。所詮はクズのどうしようもない人間。あたしの事も事故から救ってくれなかった。皮膚は火傷して、、、放射能の熱で燃えるように、、、熱いのに、、、、、人殺し、、、、、、人殺し!!!!!!!!
あんたが、、、綾ちゃんや、、、琹ちゃんや、、、、由佳ちゃんを殺したのよ!!!!!!)
三田園朱理の幻覚は、、アレイスターを苦しめていく。だが違う。お前じゃない。俺は忘れていた。本当に助けたかったのは、、お前じゃない。
「違う、、俺はお前を助けたかった。やめろ、、、やめろ、、、、俺は、、、、、、違う。。俺は、、ああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!やめろ!!!!やめろ!!!!!やめろ!!!!!!!」
アレイスターの心は苦しめられていく。そうだ違う由佳じゃない、、本当に救うべき人間は別にいる。俺はこの世界に来た本当の目的は、、、、。
だがふと気がついた。幻覚は消えていた。すると同時に頭痛も収まっていた。そんな様子を心配するようにデビットと、アミャーダはアレイスターの方へ近寄った。
「おい、、クワイガンいやアレイスター、、、お前大丈夫か。しっかりしろ。。大変だ。ドリステンがいねえ。。魚人に攫われたんだよ。」
アレイスターは思い出した。この世界そう何度も俺は繰り返していたんだ。その度に何度も何度も繰り返して彼女を救うために。
でも繰り返す度に記憶は奪われて。
「そうだ。。ドリステンは、、、あいつはまさか鮫の奴らに連れて行かれて、、、、クソ野郎!!!!」
「おい、、まさか囮になったわけじゃねえだろうな。行くぞ。俺たちが行かなかったら誰が行くんだよ。今の俺たちしかいねえだろ。」
「先輩、、、ドリステン先輩の足取りが掴めます。アビリティがまだ感じられます。鮫の城までたどり着けるはずです。大尉にすぐ報告を。」
アミャーダは焦っていた。これから私達は処分を受けなければならないかもしれない。果たしたら厳しい処分を受けるかもしれない。でも今動くには私たちが、動かなければならない。
「大尉、、ご報告致します。この村が、、魚人によって襲撃され、親衛隊の隊員ドリステン・リーズリが攫われた模様です。」
「馬鹿野郎!!!アレイスター、、、お前は仲間だろ。なぜ一緒に行動しなかった!!!単独な行動がこういう結果に繋がるんだぞ。ドリステンは自らを犠牲にしてまで囮になったんだ。
なんとしててでも助けに行き、、彼女を救わなければならん。全員に告ぐ。これより鮫の城郭への侵攻を開始する。全員配置に付け!!!!」
親衛隊は村の一角に集められた。そして眼下の先にそびえ立つのは魚人が生息している城郭である。遂にたどり着いたのだ。こここそが魚人達の巣窟。ここさえ破壊すれば、、この世界は救われる。そして一斉に大砲が用意された。そして大砲は眼下にそびえ立つ城郭に向けて放たれていく。無数の大砲によって城郭は爆発を繰り返して行く。
読んで頂きありがとうございます。




