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第3幕ー5

新たな敵の登場です。


 ブルエスター帝国の深淵の奥深くに魚人が身を置く城郭が存在する。城郭の名は、ディエクシ城である。バリアが敷かれており、光も届かぬ程静かなこの深淵の奥深くに魚人の皇族に使える五摂家は、会食を行なっていた。

五摂家それは魚人の階級のトップの皇族魚人に仕える貴族の魚人のトップである。五摂家は鯨の魚人によって構成されておりより高度な知能だけでなく、旧約聖書、新約聖書をも購読していた。そして彼らはこの世界における食物連鎖の頂点の捕食者とし君臨していた。そして五卿の鯨の魚人達は体内に恐るべき魔術と能力を宿していた。そしてその五卿より更に上の階級の貴族こそが王家に使える六公家である。この六公家こそが、魚人の上位種であり魚人以上に恐ろしい能力を持つ獣魚人によって構成されているのである。この獣魚人はライオンや虎、豹の頭を持つ鯨や鯱の魚人であり、決して人々の前に姿を現さない事から、謎の存在として人々から恐れられていた。獣魚人は皇族魚人にのみ存在する事から人々を捕食しないとされていたが、それはあくまで噂に過ぎなかった。実際は人間を喰い尽くす恐怖の存在なのである。       

 会食部屋の隣の部屋には生贄として捕らえられていたアレイティ帝国の総勢100人程の生贄が、1人1人連れて行かれていた。

北極鯨の魚人で五卿のグリューネバルト・クリューガー卿は、部屋のテーブルに腰を掛けていた。蟬鯨の巨大な口を持ち頭を7個持つその五卿随一の食人魚人として知られている。性格は極めて獰猛である。


「Nach radharc maith é ar chor ar bith? De réir ordú Aloiszan, is cosúil gur ullmhaíodh na híobairtí go foirfe. Tá sé mar gheall nár chreiche mé fiú ar dhaoine talún ag an am sin. Is é seo go díreach domsa creach a dhéanamh ortsa mar úinéir an teaghlaigh Kruger! !! !! !! !! Hahahahahahahahahahahahaha! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !!


《全く、、、良い光景ではないか。アロイスザン様の命令通り、、完璧に生贄共が揃ってくれたようだ。この頃陸上人の捕食ですらまともに行なっていなかった身分だからな。全くこの私がクリューガー家の当主として貴様ら人類を捕食する為にな!!!!!はははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!》」


グリューネバルトの年齢は、800歳を超えていた。アトランティス創設時代から存在しており、このカスピ海に於いて、一大勢力を築き上げると同時に魚人の王家の繁栄に力を注いだのであった。そんな中グリューネバルト卿が魔術を唱えると、巨大な回転式鋸と刃渡り4mを超えるギルガメッシュアックスが生成された。

グリューネバルト卿は、巨大な咆哮を上げると、回転式鋸の刃先を回転させたのであった。


「やめろ!!!!!!やめてくれ!!!!頼む、、、命だけは!!!!俺はまだ死にたくないんだよ!!!!」


「Iyangxola! !! !! !! Yimfazwe, kodwa andazi ukuba bunjani ubomi bomntu! !! Siza kuba ngukumkani wabalobi beentlanzi kwaye sijolise kwilungelo lokuphumelela kwitrone. Isebenzela le nto. Ngokucacileyo, yahlukile kwinto ofuna ukuyenza njengomntu oqhelekileyo kwaye ngaphandle komzamo. Lo mfo okrelekrele! !! !! !! !! !! Masihambe siyingcamla le nyama nathi! !! !! !! Zilungiselele ukufunxa umqolo wamathambo akho kuyo yonke indawo emzimbeni wakho! !! !! !! !! !! !! Hahahahahahahahahahahaha! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !! !!


《うるせえんだよ!!!!てめえはよぉ、、、戦争だが人の命がどうたらとか知った事じゃねえ!!俺達は魚人の王様となり、、王位継承権を狙う。たったそれだけの為に動いてんだ。明らかに平民で努力もしねえでやりたい放題、、生きてきたてめえとは違うんだよ。このヘタレ野郎が!!!!!!さあこの肉も味見と行こうかねえ!!!!骨の奥からそして身体のあらゆる箇所までしゃぶってあげるから覚悟しな!!!!!!!いはははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!》」

グリューネバルト卿の2つ目の頭の人格が高らかに大声で威圧しながら高笑いを浮かべると、グリューネバルト卿は回転式鋸の刃先をフルドライブに回転させたのであった。


「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」


生贄として連れて来られた男は、回転式鋸の刃先によって首、両腕を、脚までを原型止める事なく粉砕された。頭も粉々に吹き飛ぶと眼球、骨、肉を粉々に斬り裂かれた。男のバラバラになった腕をグリューネバルト卿は、巨大な鍋に放り込むとぐつぐつ煮込むのであった。魔術により調味料を生成すると、男の血液を、滴らした。そして生贄の男の腕から生肉を抉り取ると男の血液を舐め回したのであった。グリューネバルト卿のその様子を蟬鯨の魚人の五卿のペール・エーリク・マルムボリ卿とミンク鯨の魚人で五卿のクリスティアン・ゾマー卿は、謁見していた。


「グリューネバルト卿、、其方の食人の儀は中々の者だ。公は、、今でも人間の直接的な殺害を賛成としていないのだからな。最高級の人間の味を公は求める。ブルエスター帝国の五卿として公にもその味を再現させて欲しいのだ。ソッシア帝国のとの協和連盟をも結んでいる矢先の話だが、、この生贄はミエスタから送り込んだ生贄か。。アロイスザンなどという馬鹿げた男の為に五卿に連れて来られた哀れな人間達よ。極めて哀れだ。」


ゾマー卿は、、慈悲の言葉を投げかけながら人肉が入ったスープを食したのであった。ゾマー卿は会食を終えると武装術式を唱えた。すると巨大なガンランスが生成されると、ゾマー卿は、グリューネバルト卿が生贄を粉砕したのと同様に吊り下げられていた生贄をガンランスで粉砕して串刺しにしたのであった。五卿の前に連れて来られたのは、ミエスタのミサイル投下により、大火傷を負った生贄であった。凄まじい放射能の影響により、火傷を負った生贄の身体には、良い感じに焼き上がった人肉をゾマー卿は、ガンランスに刺すと喰いつくしたのであった。


「ゾマー卿。連合国軍の愚かな戦略に乗ってはならんぞ。我々、破滅の帝国には独自の計画があるのだ。人類の殲滅だ。魚人と獣魚人だけの帝国を築きあげる為にな。偉大なる先人の魔導書を解読した我々にこそ怒りあげる事態なのだ。多頭系鯱属魚人、、及び多頭系鮫魚人を湖底人の殺し屋として養殖を行い全てが計画通りだ。」


 五卿の当主でありシロナガスクジラの魚人のズヒシェク・ミスリヴェチク大卿は、計画の詳細を話すのであった。ブルエスター帝国の謎に満ちた魚人の生態。ブルエスター帝国の総統、アロイスザンによるアレイティ帝国の統一計画。愚かなる実験が行われる中、アロイスザンと破滅の帝国(ヴェルディ・フェローズ)の鯱族の魚人である、ギル・ルイゼクスらと鮫族の魚人達の恐ろしい計画が実行に移されようとしている。




読んで頂きありがとうございます。

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