第2幕ー2
デルヴィスとジェレミアとドリステンは、地獄のような、時間を早く終わらせたかった。だが、恐ろしく睨み付けるベレドゥール・ローデンベルグは、鞭を持って、3人の方へ近づいて来た。
「おい、、、ここに来んだったら、、何故ここに来たのか、、その理由も話せ。
いいか、、軍隊を甘く見るんじゃねえぞ。適当な事行ったらぶっ飛ばすからなあ。おい、、お前からだ。」
「はい!!!!!!!!!!!!!!!!」
デルヴィスはありったけの声を振り絞って大声で返事をした。そして、、前の教壇へと出てくると、大きな声で喋り始めた。
「デルヴィスです。アクアポリス士官学校に入学した理由は軍人としての偉大な功績を残すと共に、、、、」
「声が小せぇんんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おい、、、、、てめえ、、、、、、なんででけえ声出さねえんだよ。軍人として偉大な痕跡残すだ????甘ったれた事言ってんじゃねえぞ!!!!!!!てめえ、、、、おい、、、、ここは遊ぶ場所じゃねえんだよ!!!!!!!
そんな理由しか出ねえんだったらとっととここから消えろ!!!!!おい、、、、消えろっつってんだろうが!!!!!!!
」
ベレドゥールは鞭でデルヴィスを引っぱたくと、怒りの余り、、教壇を蹴飛ばして、、ガラスを粉砕した。
「デルヴィスです!!!!!命の危険も承知の上で、この湖底軍隊に入隊致しました。
大きな声もきちんと出しながら、帝国の兵士達として闘うことを!!!!!ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
デルヴィスが言葉を放つ前から、べレドゥール・ローデンベルグの強烈なグーパンチが、デルヴィスの頬に直撃した。
その瞬間の恐ろしい形相で、べレドゥールは、何度も、何度も、デルヴィスを殴り付けていくのであった。
「てめえ、、、、甘ったれんだよ。あぁぁぁぁぁぁ???帝国の兵士になりたいだと????そんな甘ったれてんじゃねえぞ、、この野郎!!!!!てめえは能力価値もねえゴミだ。そんな奴が、軍隊に入る資格ねえんだよ。この野郎!!!おい、、、お前らも、、ここに並べ!!!!並べっつってんだろうが、、この野郎!!!!!ぶっ殺されてえのか、、この野郎!!!!!、おい!!!!!」
ジェレミアとドリステン・リーズリもそこへ並ばされると、べレドゥール・ローデンベルグは、ドリステンを指さし、怒号を叩きつけた。
「おいそこの女!!!!てめえに言ってんだよ!!!!!喋れ!!!てめえの自己紹介しろって言ってんだよ!!!この野郎!!!!!」
「はい!!!!!ドリステン・リーズリ!!!
ガズブル出身の16歳です。私は、小さい頃に両親と姉を魚人に殺害されました。その復讐の為に、、この軍隊へ入隊しました。それだけではありません。私は、、、湖底軍隊員として恥じないように、頑張って行きたいと考えています。」
「おい、、、、、、お前、、、、復讐!!!!!ふざけんじゃねえよ!!!!てめえ!!!!そんなのはてめえで勝手にやれっつってんだよ!!!この野郎!!!!!そんなちっぽけな理由の為に、、、入るような場所じゃねえんだよ!!!ここはよ!!!!おい、、、、、、、聞いてんのかよ!!!
てめえ!!!!!ごちゃごちゃ言ってるとぶっ殺されてえのか!!!!聞こえねえんだよ!、!返事がよ!!!!!!!!!
おい、、、!!!、!!返事しろよ!!!!!!!!、!こらぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「はい!!!!」
「小さいんだよ!!!!!てめえの声はよ、、、、ちいせえっつてんのがわかんねえのかよ!!!!!おい、、、、てめえ!!!!!女だからって容赦しねえぞ!!!!こら!!!!!!ここはな、、、、男社会じゃねえんだよ!!!!!!余ったれてんじゃねえぞ!!!!!こらぁ!!!!!!!16歳のガキだが何とか知らねえけどよ、、、てめえよ、、礼儀がなってねえんだよ。まず、、俺より先に教室入りやがって、、、席座ってたよな。わかるか、、、、普通んな事しちゃいけねえんだよ。へっぴり腰みてえに、、、ぶっ倒されてえのか、、、この野郎!!!!!!!!」
べレドゥール・ローデンベルグは、鞭を出すと
思いっきりドリステンを引っぱたいた挙句殴り始めた。その様子をデルヴィスとジェレミアは、止めようとしたが、あまりの酷さに耐えられなかった。逆らったら自分がやられる。その怖さから、身を引いてしまった。
ドリステンに対して鞭で思いっきり引っぱたいていく。そして、ドリステンは、傷だらけになりながらもその凄まじいまでの暴行に耐え続けるであった。
「おい、、、、、、」
ドリステンの胸ぐらを掴むと、べレドゥールは、蹴り飛ばした。
そして恐ろしい目付きでジェレミアの方へ近寄ると、怒号を浴びせた。
「次は、、、お前だ。!!、!早く返事しろよ!!!!!!!!」
「はい!!!!!ジェレミア・エヴァンスです!!!!!!!!私は、船の事故で、親友を失いました!!!!そしてこの世界にやって来ました!!!でもこの世界の厳しい現実の中でも生きていかなければならないという現実を受け入れて、、、前に進むことを決意して、、、、この士官学校に入学しました!!!!!」
「おい、、、、、、、お前、、、さっきまで俺の言ったこと聞いてなかったのかよ???声がちいせえ、、、、理屈なんかどうでもいいって言ってんだろうが、、、、、なんでわかんねえんだよ!!!!!てめえはよ!!!!!お前ら、、、舐めた気持ちで、、、湖底軍隊入ろうと思ってんのか、、、おい、、、、、、、答えろよ!!!!!!!!お前よ、、、、金貰いきてんだろうが、、、学ぶ姿勢がてめえには感じられねえんだよ。今までてめえが陸上でどう生きてきたのかは知らねえけどよ、、、、前に進む事を決めだ????殺すぞ!!!!この野郎!!!!!!!!!」
べレドゥールは、ジェレミアを殴り付けた。
それを見かねたドリステンは、涙を流しながらべレドゥールにいいつけた。
「いい加減にしてください!!!!そんなまだなんにも分からない新人の私たちに向かって殴り付けて、、、威圧して暴行加えて、、、あなたは、楽しんですか、、、私も、ジェレミアも、、デルヴィスも、、、みんな普通の人間なんですよ。。私は、、、」
「甘ったれんな、、、ここはな、、、、、根性足りねえやつは、ぶん殴って、、、徹底的にいたぶっていくんだよ。。。それを耐えられなかったのは、、、、、てめえの根性が足りねえからだろうが、、、、これっきしの暴力でガアガア喚くんだったら、、監獄ぶち込んで死ぬまで拷問してやっから覚悟しとけよ!!!!おい、、、てめえら、、、明日から授業が始まる。もし遅刻したら承知しねえからな。覚悟しとけよ!!!!!!」
べレドゥール・ローデンベルグは、散々怒鳴り散らすと教室から居なくなった。 べレドゥールの凄まじい剣幕に踊らされた3人は、これから始まる学校生活に、既に期待どころか、、絶望の感覚すら覚えた。明日からいよいよ、士官生のクラスの学生達の顔合わせに案内される。そこで、共に渡り合う仲間と顔合わせをするのだが、さらに恐ろしい地獄が待っているのであった。
3人は、、学生寮に案内された。ここには、、学生達が、、集う。アクアポリスの中でもかなり大きな宿舎である。ここでアクアポリス士官生達は、軍人になる為の地獄のような訓練を行って、毎日疲れ果てて、人生を嘆き悲しむのだろうか。デルヴィスの心はボロボロだった。
「デルヴィス、、、ごめんね。もうなんか、、初日なのにこんな学校入りたくないし、、私はどうしたら。ねえ、船の事故の事、、教えてよ。私が全て話聞くから。一体この世界に来る前に何があったの??」
「ああ、、、あれは、今から7年前、、俺が21歳の時だった。俺は、海洋大学のゼミに所属していたんだ。俺の陸上人の時の名前は室田公平。俺は、そこで、、海洋学を学んでいた。」




