おまけ
わたしは夕ごはんを食べ終わったあと、自室の机の上に置いてある携帯電話を手に取った。
「あ、ずっと充電してないから、電源すら入らない……」
わたしが今まで使っていた携帯電話は二台あるけど、どちらも充電されていなくて、電源すら入らない状態となっていた。
幸いにもわたしの両親が使っている充電器を発見したため、それぞれ試しに十分くらい充電してみる。
「あっ、電源が入った!」
二台とも携帯電話の電源が入り、ゆっくりと懐古に浸る。
メールも一件ずつ読み返してみると、今もそうだけど、いろんなことがあったんだなぁ……と感じてしまう。
「わたしが最初に書いた小説が残ってる! 創作キャラのコスプレ画像が……」
わたしの携帯電話は黒歴史のオンパレードだった。
だって、一番最初に書いた小説は分かるけど、その作品の登場人物のコスプレって……しかも、今もそのメンバーとともにサークルとして活動しているんだもんなぁ……。
本当に人生って何があるか分からないもんだね。
「うわぁ……どうしよう……確かガラケーを使っていた頃もSDカードがどっちかに入っていたはず……」
両方の携帯電話を探してみたら、一番最初に使っていた物に入っていた。
「よし、ガラケーも断捨離しちゃおう!」
わたしの携帯電話に入っている黒歴史はすべてSDカードにデータを移動させ、本体と電池パックは携帯ショップに返却した。
今回で本作は完結です。最後までご覧いただきありがとうございました!
本作は連載開始日は未定ですが、次の新連載に少し絡んでいる場面があったりします。なかったりもします。
2019/04/30 本投稿




