#1
もうすぐ「平成」が終わりを迎えようとしている時、わたしは夜勤の次の日の休みと仕事の有給を思い切って使って実家に戻ってきた。
これには事情があり、そろそろ自室の断捨離をしよう思って――。
なぜならば、去年の年末は言い訳になってしまうかもしれないけど、わたしは変則勤務の仕事の絡みでできず、ズルズルと今日まで延びてしまったから。
「まずはクローゼットからやっていこう!」
わたしはクローゼットに入っていたものすべて出し、必要な物と不必要な物を分別し、雑巾で埃を拭き取った。
そして、必要な物は元の位置に戻していく。
「よし、次は本棚と机!」
クローゼットの片付けを終え、扉を閉めた。
次は本棚と机の中を片付けなければならないけど、クローゼットから出た不必要な物は廊下に置く。
「さて、分別分別っ!」
わたしは本棚と机の中の物を取り出した。
「うーん……これはいらないかな。あれは残しておきたいし……」
雑誌や小説を書くために集めていた資料、今まで取っておいた役に立たなそうな本などを必要な物と不必要な物と分別していく。
なんでこんな物を買ったんだろう、この本はもう二度と読まないだろうなぁと思いながら――。
「うわぁ、ガラケーだ! 懐かしい!」
机の引き出しから出てきた物は高校生の頃に使っていた携帯電話。
私が使っていた二つ折りにパカッと開く「ガラケー」。
最近は見た目は携帯電話だけど、中身はスマートフォンみたいなもの「ガラスマ」と呼ばれるものがあるみたい。
しかし、わたしは社会人として働き始めて数ヵ月くらい経った頃にスマートフォンにしたため、携帯電話に触れる機会が全くなかった。
「ダメダメ! 今は断捨離に集中しなくちゃ!」
そうそう! わたしは今は懐古に浸っている場合じゃない!
断捨離が終わったらじっくり携帯電話を見ることができるかもしれないから我慢しなきゃ!
わたしはなくなくそれを目立つところに置き、断捨離に戻る。
「うーん……これで分別は終わりかな」
そのあとも悩みつつ、ようやく分別作業が終わった。
本棚や机の中を雑巾で拭き、動かせる範囲で掃除機をかける。
「わーい、片付けが終わった!」
必要な物を置いていき、わたしの部屋が綺麗に片付いた。
本当に「本は多いけど、必要最低限です!」という感じ。
その時は実家にいた頃は必要な物と不必要な物に囲まれて生活していたんだなとつくづく感じていた。
わたしが借りているアパートより物が溢れていたんだもん!
2019/04/29 本投稿




