登場人物紹介 7 (従僕の錫杖 編)
【 マイナ・セルリオーネ 】
北の街道にある海近い町マイナム出身の少女。
黒髪に紅玉髄色の瞳をもつ。小柄で幼い外見。十七歳。
『光の主神』ラートゥルの司祭ヨハンの娘だが、父の力を受け継いだわけではないので、本人は魔導士。
今のところ詳細は不明。
王都ミストーナにて、国王であるクルーガーと初めて出逢う。
【 ヨハン・セルリオーネ 】
マイナムの司祭。ラートゥルの教会を管理していた。
とある事件に巻き込まれて、娘をかばい、倒れる。
【 ルシファー 】
銀髪、紫水晶のような紫の瞳の男。剣の遣い手だが、魔導の技も行使している。
力の根源である胸の魔法陣によって、体を異質なものに変える魔法を付与されているようだが……。
【 カーウェン 】
黒髪、紅い瞳の男。正体の窺い知れない魔導士。
【 ロレイアルバーサ・リ・クライン 】
たてがみめいた白い髪、黄金の瞳を持つ男。その名は、遠くミンバス大陸の公国ターミルラの大臣のものだった。
ルシカに異様なまでの執着心を持つ。
【 リンダ(左)・ マウ(右)】
『大陸中央都市』ミディアルの振興地区にある冒険者ギルド、その長であるディドルクのひとり娘リンダと、トット族の生き残りであるマウ。
ふたりは大の仲良しで、ともに行動している。おやつの時間には遅れずにギルドに帰ってくるらしい。
弓と矢は、魔導の力を撃ち出すことのできるもので、ルシカ発案のもと、彫金ギルドに通っているマウが細工師として作り出した逸品。