第3話「最後の協力」
【シーン1:カフェ/午後】
正方形のテーブル。3人が座っている。
向かい合う佐藤と笹川。谷口は斜め向かい。
店員がメニューを手にする。
店員
「ご注文は?」
佐藤
(迷いながら)
「集中力を高めるには糖分がいいって聞くけど…でも暑いし、アイスティーにしようかなぁ。」
谷口
「俺はコーラで。」
笹川
「私はミルクティーで。」
佐藤
「じゃあ、私もミルクティーでお願いします。」
注文が済み、テーブルにはそれぞれの飲み物。
佐藤は笹川に目をやる。
佐藤(心の声)
【いつもと違うピンクの服…距離が近くてドキドキする。
女の子特有の香りも初めて感じた。】
笹川がノートを開いて差し出す。
笹川
「ノート、見やすい?どのページがいいかな?」
佐藤
「すごい見やすいよ!
先週の東大の過去問扱った長文の板書のところ、特にわかりやすかった!」
笹川
「コピーしてあげようか?」
佐藤
「え?いいの?ありがとう!笹川さん優しいね。」
笹川
(照れ隠し気味に)
「そんなことないわよ。」
笹川が立ち上がる。
笹川
「ごめん、トイレ行ってくるね。」
彼女が席を離れた後、谷口がニヤつく。
谷口
「お前、笹川のこと好きだろ?」
佐藤
「まあね。」
谷口
「じゃあさ、俺は別に気にしてないから、くっつけてやるよ。」
佐藤
「ありがとう、谷口。」
笹川が戻ってくる。少し落ち着かない様子。
谷口がニヤリ。
谷口
「……え、ちょっとトイレ長くね?てか顔、赤くね?」
笹川
(ピクッと反応しながらも平静を装い)
「は?何言ってんのよ。別に暑いだけだし。
てか、女子にそういうこと言うのデリカシーないわ〜」
佐藤(心の声)
【……今の反応、ちょっと可愛かったかも。】
笹川
「ねぇ、そんなことより、いいこと思いついた!」
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