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輝け愛の涙

愛の証しは

作者: 野鶴善明


 冬のやわらかな陽射し

 君の頰が輝く

 枯れた木立の公園

 春を待つ蕾


 低い堤防を駆けるランナー

 野球少年の歓声

 鴨たちが佇む

 ささやかな川


  遠回りをして

  ようやくのことで出会った人

  幸せになるすべ

  ふたりともよくわかっている


  愛に感謝して

  愛を大切にして

  愛に跪いて

  愛を抱きしめて


 なにげない毎日が

 約束の地へつながる



 水辺に咲いた水仙

 君のように可憐な花

 川面をのぞいて

 君は素敵にほゝえんだ


 犬を連れた老夫婦

 凧をあげる男の子

 黄色い蝋梅の花

 甘い香りがそよ風に漂う


  夢はただひとつ

  いつでもふたりでいること

  なにがあっても

  たがいに見つめ合って生きる


  愛に感謝して

  愛を大切にして

  愛に跪いて

  愛を抱きしめて


 なにげない毎日が

 僕たちの愛のあか


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