ダンジョン攻略3
ハリネズミ擬きとの体感1時間程の戦いはこちらの勝利で決着がついた。本当に大変だった。ナイフをぶん投げて相手を消耗させる作戦は上手く行ったけど爆発でナイフが飛んできて私の頬を掠ったときは息してなかったわ。
それに最後の方は棘持ちながらこっちに突撃して来て、もう地獄よ。
何度か食らってしまって爆発耐性がついたぐらいだ。もう二度と戦いたくない相手だわー。戦うにしても槍が欲しい。本当に!
ただ先ほどの戦いも戦闘の一つでしかない。目の前に魔力の渦が現れた中から魔物が現れる。
現れたのはドードーのような見た目をした体長1mほどの真緑の巨鳥だった。鳥ということは飛行型の魔物だろう。遠距離攻撃は魔法とナイフ投げぐらいしか無いのが厳しいな。
どう攻めようかと考えていると鳥がピカピカと点滅し始めた。まるでアニメで良くある爆弾が爆発するかのようなモーションだ。ん?待てよ?こっちに近づいてきたぞ!本当に爆発するんじゃ?月精霊の眼!ステータスを閲覧だ!
『ボバードLv5〈スキル〉
自爆Lv10 分裂Lv10 爆発強化Lv10 分裂体強化Lv10』
やったね爆発魔物の追加登場だ!って言ってる場合じゃねぇ!なんかそろそろ爆発しそう!外側の柱に隠れろ!後ろの柱へ全力疾走するがギリギリ間に合わない。
数十m後ろで爆弾鳥が恐ろしい威力で爆発した。ある程度離れとるいうのに爆風と熱風で壁に打ち付けられてしまった。飛ばないし爆発するし。1発屋だったがなかなかインパクトのある鳥だった…
そんな事を考えていると魔力の渦が出現していない事に気がついた。もしかして倒せてない‥?
爆発あとを見てみると煙の中から2匹の一回り小さい自爆鳥がトコトコ歩いてきた。スキルにあった分裂ってそういう事かよ!?数秒前に一発屋といった自分を責めて現実逃避していたいがそうは行かない。
どこまで分裂するかわからないが仮に10回増えるとすると2¹⁰なので1024匹まで増えることになる。はっきりいってそこまで増えたら死にかねない。増える前に倒さないと…爆発使用接近してきた爆発鳥を真っ二つに叩き斬る。叩き斬った2つの体が瞬時に鳥になり爆発する。プラナリアかな?
ひとまず斬るのは良くない事がわかった。この分裂爆弾鳥をどうにかするには叩き潰すか吹き飛ばす方法が効率的なんだろうがそんな攻撃方法を私は持っていない。
あって踏みつぶす事ぐらいだが今は80cm程で踏みつぶすには大きすぎる。踏みつぶすにしてもあと数回爆発させて小さくしないと。
今にも爆発しそうな鳥を半分に切り飛ばし分裂した鳥をさらに蹴り飛ばす。こうして少しずつ小さくしていって数を減らす作戦だ。
まぁ小さなくする分、数が増えていくので捌ききれない事もあるが、小さくなればなるほど爆発の威力が下がるようなので被害は少なくすんでいる。
その後暫く爆発鳥を切り刻み、現在拳サイズまで縮んだ鳥を「闇球」で消し飛ばしている。拳サイズになると爆発もちょっと痛いぐらいなのでもはや作業だ。
黙々と鳥を消し飛ばしていき最後の一匹を倒したところで目の前に門が出現した。
『経験値が一定に達しました。個体名小夜のレベルが5から7になりました。』
『熟練度が一定に達しました。スキル剣士Lv6を獲得しました。』
『熟練度が一定に達しました。スキル魔法使いLv7を獲得しました。』
『熟練度が一定に達しました。スキル闇魔法Lv7を獲得しました。』
『各種ステータスが向上しました。』
これが次のダンジョンへの入り口なのだとしたらさっきの鳥はボスモンスターだったのだろうか。ともかく疲労が凄まじいので上がったスキルを見ながら休憩しよう。
因みにダンジョンに潜ってから色々あって一日程経っているが全く眠気は感じられない。これは吸血鬼の特性なのだろうか?まぁそんな事はさておきステータスチェックのお時間だ!
『柊 小夜Lv7 種族 吸血鬼
攻撃43 防御40 速度46 魔力320 魔精親密度89%
〈装備〉
一般的なミスリルナイフ
一般的な革のチェストアーマー
〈スキル〉
血魔法Lv6 暗視Lv10 闇魔法Lv7 疾走Lv3
剣士Lv4 魔法使いLv5 毒耐性Lv1 演算補助Lv2 爆発耐性Lv4
〈固有スキル〉
月精霊の眼 月精霊の加護 血液操作
〈祝精スキル〉 言語理解
〈称号〉 主殺し 』
まず色々と突っ込みたい事がある。暗視くん君いつの間にカンストした?植物魔物と戦った時は3ぐらいだったよね?どういう事?まぁ下がった訳じゃないしいいか…あと気になる点は…やっぱり魔力量が凄まじいね。
他のステータスは40ぐらいなのに320って8倍じゃん。これからもバンバン魔法を使って戦うぞー!あ、そういえば称号について確認してなかった。なんか効果とかあるのかな?
『主殺し 地域の主を倒したものに贈られる称号。主と戦う時補正が入る。』
どうやらボス特攻がオートでつく称号らしい。これが合ったから爆発鳥を楽に倒せたのかも知れないね。最後に闇魔法についてだ。闇魔法Lv7では新たに「闇斬」という魔法を覚えた。
血魔法にあった「血斬」の闇バージョンだろう。「血斬」が滅茶苦茶強かったので使い勝手が良く、強力な魔法として活躍してくれる事を期待しよう。さぁのんびり鑑賞もここまで。次の階層へ行くとしよう。…爆発は勘弁してくれ。
前話個人的に納得が行ってないので後で書き直すかもしれません




