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E1:勇者パーティー

誤字報告ありがとうございます。一応確認しているのですが沢山ありましたねw自分では気づかないミスも多々あるのでこれからもよろしくお願いします。m(_ _)m

俺達が異世界に召喚されて1週間が経過した。俺達はいつも通り国の騎士たちに混ざって訓練をしていた。

「次は素振りだ!始め!」

 はじめに頃は剣を降ることで精一杯だったが今では剣筋を意識するほどの余裕が出てきた。我ながら凄まじい成長速度だ。鉄の剣を安定して振れるなら、元の世界で剣道でもやっていたら世界をとれたかもしれない。

「竜!」

 そんな下らないことを考えていたら団長から怒られてしまった。剣筋が鈍ったろうか?

「すみません!」

「なぜ謝るのだ?まぁいい。国王陛下がお呼びになっている。至急王の間へ急ぐように。」

 どうやら叱られた訳でなく用事があったようだ。恥をかいてしまったな。

 身だしなみを整え王の間へと伺う。到着すると太一と俺達のクラスの委員長だった高橋香澄さんが佇んでいた。王様に呼ばれているのだろう。

「全員集まったな。それでは要件を話すとしよう……」

 王様の要件は俺達の冒険の準備が整ったらしくダンジョンへ向かって欲しいという話だった。

 この三人が呼ばれたのはこのメンバーと騎士一人を合わせて4人で攻略する為だそう。太一と一緒なら心強いしダンジョンというゲームのような物を楽しめる事が楽しみでしかない。俺達は身支度を整えダンジョンについて案内と説明をしてくれるというBランク冒険者と話す事になった。騎士に案内され応接室のような場所へ行くと某ゲームのクラ○ドのような見た目をした男が腰掛けていた。

「君らが噂の勇者か。俺はBランク冒険者のガリアっていうもんだ。今回君らをダンジョンに案内兼ダンジョンについて説明する事になる。よろしく頼むわ」

 クラ○ドと違ってチャラいが、Bランク冒険者という事は実力はあるのだろう。

「勇者の竜といいます。よろしくお願いします!」

「太一だ。よろしく!」

「香澄よ。よろしく」

「よし!じゃあ早速だが出発の為の馬車ヘ乗ってもらう。1時間後城の騎士用出入り口で集合だ。荷物をまとめておくように。」

俺は自室へ戻り剣や装備などをきて集合場所へと向かった。そこでは既にガリアさんに太一、委員長と騎士が集合していて、俺が最後のようだ。

「おせーよ竜!出発しちまうぜ?」

 そう太一に急かされ急いで馬車へ乗る。今から旅に出ると思うと少しワクワクする。他の四人も馬車へ乗った後馬車が動き出した。

 因みに馬車は人が三人は寝れる大きな馬車だ。余裕を持って5人座れる大きさだ。そして運転は騎士さんがやってくれている。

 「よしここからはダンジョンのある街リチュアへと移動する。その間にダンジョンについて学んでもらう。」

 そう言って俺達は今から行くダンジョンの説明を受けた。

 俺達が行くダンジョンは「魔精の鏡」というA級ダンジョンらしい。そのダンジョンの性質について小一時間程聞いていたところで馬車が急に止まってしまった。

「何だ?何があった?」

 ガリアさんが馬車の幕を開け外を覗くとそこにはさっきまで馬車を運転してくれていたはずの騎士の遺体が横に倒れていた。人は死ぬ。そんな事は当たり前だがこうも目の前で命が消えるとなると...心臓の鼓動が高まる。今にでも吐いてしまいたいぐらいに気持ちが悪い。人はこんなにもあっさりと死んでしまうのか。

「敵襲だ!積もる気持ちも在るだろうが命が最優先だ!総員武器を持て!」

 ガリアさんの切羽詰まった号令に気持ち悪さを捨てて武器を持った。周囲を見渡すといつのまにか黒いローブをかぶった連中に囲まれていた。相手は10人程だろうか。

「おまえ等どんな目的があってこの馬車を襲った!この馬車は国の物だ。この馬車を襲うということはミレウス王国を敵に回すということだぞ!もう一度聞く!なぜこの馬車を襲った!」

 ガリアさんの質問に黒フードの軍団は答えず

 変わりに返ってきたのはナイフだった。

「ガリアさんあぶねぇぜ!」

「すまん。太一助かった。」

 ガリアさんに向けたナイフを太一が盾で弾き跳ね返した。その攻防が合図だったかのようにローブ集団が一斉に動き出す。

 俺はローブ集団のうちの一人を剣の鞘で腹を叩き飛ばした。まずは一人!そう思ったものの束の間吹き飛ばされた一人がこちらへナイフを投げてきた。油断していた!防御が間に合わない!

 だが飛んできたナイフは俺には当たらず空中で剣に弾かれた。ガリアさんが助けてくれたのだ。

「お前ら!こいつらは暗殺者だ!殺すのをためらったら自分が死ぬ!情けは掛けず全力で戦え!」

 そう注意されたが俺は人など殺したくはない!出来るだけ気絶させよう。ただそう考えている内にガリアさんに一人二人とローブ集団が襲いかかっている。

 助けてあげようと思い剣を抜き斬りかかるが切る直前で手が停まってしまった…このまま斬ったら死んでしまう!そう頭によぎったからだ。

 剣を寸止めした俺のすきを見逃さず相手は切り掛かって来たがそれはガリアさんに背を向けるという事で…ローブ集団はガリアさんに斬り捨てられてしまった。周囲を見ても残ったローブ集団はおらず太一と委員長とガイアさんが全員殺している。敵は倒し、ひと安心だというのに俺は震えていた。

 命はこんなにも簡単に消えるものなのだろうか。自分の中にあった命の重さが軽く塗り潰されていく。俺は余りの気持ち悪さに吐いてしまった。

 


 

毎日は厳しいので2日ごとに更新します。

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