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工場で働いていた僕がアイドルを作ったらハーレムができた  作者: KAZU
第三章 飛躍するアイドルたち 新アイドル編 ~『GOD BRIGHT』がやってきた~
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第33話.新しいユニットのはじまり

 今日、僕は結香と買い物に来ている。やっと目標を達成して次の会場はどこにするか、と言う話になっている。


「さあ、真春たちの事をどうするかな」

「直くん、何で真春ちゃんまで名前で呼んでんの?」

「真春に名前で呼んでと言われたんだよ。ついでに、由利乃にも」

「どうしてみんな名前で呼ばれたいのかな?」

「ほかのアイドルは名前で呼ばれてるからじゃないかな」

「そうなの?」

「それに、杏子も名前で呼んでと言われたから名前で呼び始めた」

「えー!? そうだったの!?」


 アイドルを作るまでは女子を名前で呼んだことなどあまりなかったからな。今横にいる女子以外は。


「それまで結香ぐらいしか名前で呼んだことなかったからな」

「まあ、それはそうよね」

「どういうことだよ?」

「いや」


 結香はこれ以上話さなかったが、僕にはどういうことか大体予想はつく。


 そして、僕たちが真春たちと会った場所までやってきた。この間の出来事だけどここを見ると懐かしく思う。


「ここで会ったんだな」

「ここだったっけ」

「うん」

「今真春と由利乃はどうしてるだろうか? 帰ったら様子を見に行こう」


 最近忙しかったが、僕は数日ぶりに練習場所へ行くことにした。


********


 練習場所に行ってみると、真春と由利乃が挨拶してきた。


「こんにちは」

「こんにちは、何にもやることないんですけど」


 真春と由利乃は待機させられていた。


 今、真春と由利乃は二人でユニットを結成しているがまだユニット名はない、そしてあの黄桜さんがマネージャーをしている。


 それも僕が黄桜さんなら彼女たちのことをよく知ってると思ってマネージャーを任せたからだ。というのも、黄桜はマネジメントしかできないから、プロデュースは僕がしなければならないのだった。


「黄桜さん、来ないですけど」


 由利乃はそう訴える。いやー、黄桜さんはどこで何をやってるんだ? 僕もしないといけないことがあるんだけど、黄桜さんが来てくれないとできない。


 彼女らが以前所属したGOD BRIGHTは本格的なアイドルであり、彼女たちもスキルが高い。だから何を言ってもやってくれると思っていたが。このままだと今日は話だけで終わりそうだ。


 明日は結香がダンスの練習に付き合ってくれるらしいので、ちょっと振り付けを見ておきたいなとは思ったが……。


 その時、やっと黄桜さんがやってきた。


「すみません、お待たせしましたっす!」

「遅い!」


 あー、やっぱり由利乃は相当怒ってる。


「黄桜さん、一体どこに行ってたんですか!?」

「すみませんっす。ちょっとこれを印刷してきてたっす」

「何ですか? これは」

「行動指針みたいなものっすよ。なにか基準があった方がやりやすいと思って」


 真春の質問に黄桜は答えた。どうやら黄桜さんは行動指針なるものを作っていたらしい。こういうところは丁寧なんだけど、真面目なアイドルたちは早速それを読んでいた。それについて黄桜さんは説明を始める。


 僕は次の仕事があるので、隣の部屋へ籠った。


********


「吉田さん、終わったっす」


 黄桜さんが呼びに来て、準備もできたので早速真春と由利乃のもとへ行く。


「あとはよろしくお願いしますっす」


 と言って、黄桜は出て行った。これで僕の方からも話ができる。僕からの話はこれである。


「さあ、二人とも、自分の曲を持とうか」

「え?」

「どういうことですか?」


 真春が驚き、由利乃が不思議そうな顔で質問してくるので説明した。


「カフェファクトでも何人か自分の曲を持っている人がいるから、持たせてあげようと思って」

「自分の曲を持って、何かいいことがあるんですか」

「え? それは……」


 由利乃に何かいいことがあるかと聞かれても思いつかなかった。まあ、顔は覚えてくれると思うけど。


「すみません、私たち、個人で曲を持ったことがなかったのでよく分からないんです」

「一応、僕としては売り出したいと思ってて、せっかくこっちに来てくれたんだから」

「私たちはもう売れてますけど」

「それは前のユニットでの話じゃ……。吉田さんプロデュースで頑張りたいと私は思ってます」


 どうも由利乃とは話がかみ合わないな。真春はOKしてくれたけど。


「まあ、真春ちゃんもこう言ってるし、個人でプロデュースなんてされたことがないから……」

「由利乃、OK?」

「はい」


 僕がちょっと圧をかけて言ったら意外と了承してくれた。


「で、どういう曲を作ろうかな」

「え? 決めてなかったんですか?」

「そうじゃなくて、ここで話し合って決めようかと」

「……」

「黙っちゃった。由利乃さん、対話苦手だもんね」

「はいっ」


 由利乃ははっきり返事をする。そこはきっぱり言わないでほしかったんだけど。


********


 その日、僕が帰ろうとしたら真春がやってきた。


「吉田さん、由利乃さんの事ですけど、ごめんなさい」

「あれ? 由利乃と一緒に帰ったんじゃなかったの?」

「はい、先に帰るように言われました」


 由利乃は努力家だなあ。


「由利乃さん、会話が苦手だから、あんな話し方に……」

「それは真春が心配しなくていいのに」

「本当は嬉しいんですよ。だからGOD BRIGHTを抜けだしたんですから」


 真春はそう言った。だから気にしないでと言うことらしい。

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