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剣帝と呼ばれた一兵卒  作者: もやひと
アグムルーベ街道戦
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勘案

 パウルスは戦いへの不参加を決めた。

 すると次の話はどんな装いで不参加とするか、である。

 開戦を前に、尻尾を巻いて逃げ出すことはできる。

 だがそうした場合、戦の決着がついた後、冷たい視線を浴びせられることは明らかで、ともすれば処罰の対象となるかもしれない。それは採択できない。

 仮病も少し考えたが、それで上手く通せる自信はなかった。

 ほかにもいくつかの検討が彼の中でなされたが、最終的に彼が選択したのは、次のようなものだった。

 それは、戦場のド真ん中に終始潜伏し、事が終わった後、さも戦に参加していたような顔をして、のこのこと姿を現そうという案だった。

 傍目からすると、えらく大胆にして、ひどく間抜けな策であった。

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