表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/15

丘の上に

 暖かい光が辺りを優しく包み込む。

 穏やかな風に肌を撫でられる感触に、そっと眼を開く。


 視界いっぱいに在り、邪魔をされていない青い空。

 緑の山々に、高く(そび)え立ち、頂上には雪が積り白くなった山。

 何処までも続いていそうな碧の大地。

 そして、見たことのない生き物。


 広い広い世界にたった一人。

 小さな小さな自分。


 ただ一振りの(つるぎ)と共に何処まで行けるかはまだ分からない。

 分からない。そんな不安と、僅かな喪失感。


 失ったのは過去の記憶。

 覚えているのは過去の恐怖。

 手に入れたのは未来への希望。

 いや、不安だ。


 それでも、進もう。

 自分の足で。

 二本の足でこの世界の大地を踏みしめ進んでいこう。


 きっと未来は楽しいと一振りの剣を胸に抱き、歩き出す

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ