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恋の夢

作者: こぐん

 男は河原に寝そべって想いにふけっていた。


春の夜の夢

桜舞い

浮かぶ姿が目を奪う


夏の夜の夢

空に華

繋ぐ手のひら君感じ


秋の夜の夢

色まとい

我が心にも色染める


冬の夜の夢

水固め

寄り添う肩の温かさ


春夏秋冬繰り返し、毎夜見るのは恋の夢

起承転を繰り返し、いまだ結ばぬ恋の夢

まだ見ぬあなたへ恋の夢



男はため息をついた・・・ 

「いてっ」

なにか飛んできた。女性がこちらに走ってくる。

「すいません。大丈夫ですか?」



時が経ち、男の顔には深いシワが刻まれている。縁側で雪を見ている。男は昔を思い出す。


春の夜の夢

桜舞い

浮かぶ姿が目を奪う


夏の夜の夢

空に華

繋ぐ手のひら君感じ


秋の夜の夢

色まとい

我がにも色染める


冬の夜の夢

水固め

寄り添う肩の温かさ


春夏秋冬繰り返し、毎夜見るのは恋の夢

起承転を繰り返し、やっと結んだ恋の夢

栄枯盛が経とうとも、まだこの心衰えぬ

寄り添うあなたへ恋の夢




その隣には男と同じくらいの女性が座っている。きっと、この先もずっと・・・



読んで頂いてありがとうございます。

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