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1/3

日常

初投稿

駄文。散文。執筆遅め。しかも短文。

見てもらえれば幸いです。

時間かかっても書ききる予定。


1


 木々が囲む公園の中心。

 中央の噴水を囲むベンチの一つに腰掛ける。

 木々の日陰にあったせいか座ると少し冷たい。

 蝉の鳴声と噴水ではしゃぐ子供達で公園は騒がしい。

 公園の出入口で買ったカレー弁当を膝の上で広げる。香辛料の香りが鼻を突く。ビニールの袋からプラスチックのスプーンを取り出し食べ始める。

 甘口を頼んだが思ったよりも辛口だった。

 自動販売機で買ったペットボトルのお茶を飲む。カレーと暑さで額から汗が落ちる。

 食べ終えると肌着は汗で肌に張り付き気持ち悪い。

 しかし、日陰から吹く風は適度に冷たく火照った体に心地よい。

 気がつけば周りのベンチには自分と同じように昼食を取る者たちが座っている。

 また風が吹く。今度は緑の匂いが鼻を突く。

 「隣よろしいですか。」

 右を向くと自分と同じカレー弁当の袋を持つスーツ姿の女性が立っていた。

 「どうぞ。」

 自分が少し左にずれると女性はベンチに座り。膝の上に弁当を広げる。香辛料の匂いがまた鼻を突く。自分が食べていた時より香りが強く感じる。

 女性も辛かったのか一口ごとにペットボトルを口に運ぶ。

 しばらくして女性は弁当を食べ終え自分と同じようにベンチに座っていた。

 時計を見る。

 あと十分で昼休みが終わる。

 自分はベンチから腰を上げカレー弁当の袋をまとめる。

 ふと女性を見てしまった。

 女性は空を見ているようで視線の先には背の高い雲

があった。

 女性が「あっ。」と声をあげたので再び女性を見る。

 「おいしそう。」

 女性が誰に言うでもなくそう声に出した。自分は思わず。

 「雲が?」

 女性はハッとしたように自分を見て恥ずかしそうに

顔をうつむかせた。

 自分も恥ずかしくなってその場を立ち去った。

 公園の出入口のゴミ箱に弁当の袋を入れる。

 少し離れた場所に弁当を買った弁当屋が片づけを始めている。

 また香辛料の匂いが鼻を突いた。

 

頑張ります。

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