世界は驚きで満ち溢れている!⑧ー2
小説って疲れますね…ですが、ロクヤ達を自然消滅させたくないため
思い出した時なのでこそこそ書いておりました。
いつの間にか5000pv…ありがたやぁありがたやぁ…!
ほんとにありがたいです。
次もこそこそ続きます。よろしくお願いします!
集会所から離れ、やっと、家に戻れた。本当のやっとだ。
家から離れたのが今日、なんて思えない程色んな事があったから。
茜色に染まる空を毎日のように見ていたが、今日の空は、見ていて「生きていた」と、そう思えた自分がいた。
「……ただいま」
「ただいまー」
正直信じられない。確かに、ギルドは組む約束はしている。現状は約束しているだけで、(仮)状態なのだ。しかし、仲間、だからと言って必ず同じ家に住むとは決まってないと思うんだけど。
だけど、なんでこいつ自分家のように入ってるんだ?
「ほぉ……改めて見ると本当大きい家ですね!」
「まぁ……そうだな。そんなことよりお前どこに住む気だよ」
ここまで来てこいつがしそうな事は大体わかるが聞いておこう。
「ここです」
「嫌だ」
何言ってんだこの女。
「誰とも住んだこともない俺が平然と、はいどうぞって女住まわせると思うか?いやないな。仲間……(仮)だけどだれも入れたくない」
「いやいやいやいや……ッ! いや可笑しいです! 仲間の女を野宿させるんですか!?」
「約束したとはいえまだ仲間じゃない、というか仲間になったとしても入れる気今の所考えてない」
俺はセレアを家から追い出すよう、腕を掴み、外へ追い出した。
正直可哀想だが、今まで一人だったらしく頑張って生きてきたらしい。きっと1日ぐらい生きれるさ。
……ごめん。
ほんとはこんな事はしたくなかったけど、今は一人になりたい。これからどうなるんだろう。
引き篭もり生活よりはマシな暮らしになるのだろうか。
「ひ、酷過ぎるロクヤさん! あなたそんな酷い人だったの!? 悪魔! 大魔王!」
「…今日は寝よう」
そう呟いた時、ふと耳をすますとセレアの声は聞こえなくなった。
泣いてどこへ泣いているのか?
一人になりたいからってさすがにやり過ぎたか。
俺は玄関のドアを開けセレアに話しかけようとした。
「セレア、悪かった…その」
「私の魔力全部使ってぶっ壊してやる!」
と、そんな恐ろしい言葉を言いながら詠唱してたので直ぐ様俺はセレアを家の中に入れた。
1
「おはようございまーすロクヤさーん」
朝早くからセレアが俺の部屋に来てわざわざ起こしに来てくれた。
「おはよう。わざわざ起こしてくれたのか……」
「いえ、お腹すいたので何か作ってもらおうと思い起こしに来ました」
「おやすみー」
「ロクヤさああああんお腹すいたああああ!!」
朝からうるさい奴がいる。
「お前さ……うるさいよ」
「ろくにゃ…んーもぎがじ」
「食べながら喋るなよ! 何言ってるかわかんないから!」
「んー……ぱぁ! ごちそうさまでした。あ……はいはい、あのですねーですからロクヤさん、女の子に対してそういう言動や行動は控えた方がいいですよ? 女の子の接したことがあることは……たぶんないと思いますが私があなたの傍に来たからには!!引きこもり生活から脱出です!!外の世界を見ましょう!そして女の子みてください!!」
「そうは言ってもなぁ……」
確かに、別に女の子に興味ないわけではないが……なぜかセレアとだけは気が楽になる。
「不思議だな。」
「え、今なんて?」
「あ、あ!! 気にするな!! ただの独り言!」
「ふーん。まぁ別にいいですけど。あ、言い忘れてましたけど。今日、ギルド集会行きますからね」
昨日の件もあってもう一度お願いしにいくのだろう。