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穴を掘ってみたら、ダンジョンに着いた  作者: コネ:ケミ
第七章 さんにんダンジョン
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 昔の人のことばは、意味深い。


 三度目の正直。


 工藤さんは三回目にして水の矢(に近いモノ)を生み出した。残された一匹のゴブリンは両手から出された四本の水の矢(の様なモノ)よって粒子になった。


「おめでとう! 由佳! 魔法JKの誕生だね!」


(三回もやればできて当たり前です)


 工藤さんは、テレテレになって髪をいじっている。どうも二宮さんの、魔法JKという呼び方がハマったようだ。


 逆に、リーゼさんは、きびしいコメントだ……


 俺は、工藤さんの魔法でゴブリンが無事、天に帰ったことに安堵した。工藤さんがまたミスったら、手を出しそうな気がしていて、危惧していたのだ。二度あることは三度ある、って昔の人は言ったからな。


「よし、これで砦は落としたも同然! もうすぐ砦の広場に着くから、作戦会議をしよう!」

 二宮さんが、俄然やる気を出している。




 ダンジョン内、洞窟で、作戦会議が始まる。




 二宮さんがマトトさんーー互助組合ーーから譲り受けたのは丸薬だった。


「なんと、驚け! この丸薬を飲むとしばらくは透明になれる、って、マトトさんが言ってた……、ホントなのかな」


 二宮さん……最初の勢いがなくなってるよ、最後は伝聞と懐疑かい……


 丸薬は三錠。俺は工藤さんを見る。工藤さんも一緒に話しを聞いていたらしく、ウンウンとうなずく。


(ネコは所詮、ネコですね。水色教の鏡、その効能を疑うなんて) 耳元のリーゼさんは自信ありそうな……


「リーゼさんは、あの丸薬で透明になれると思っているの?」

 俺が尋ねると、

(当たり前です。鏡こそわたし。わたしは魔法こそ使えませんが、その他のスライムのチカラなら自由自在です。わたしを誰だと思っているのですか?)


「?? うん。リーゼさんだと思っています」


(なら、疑ってはいけません)


 やはり、リーゼさんは水色教の、強烈な信者だったんだ。鏡を絶対的に信じている。それにミケに取り憑いていたスライムの娘だから、そこそこのチカラは持っているのだろう。


 俺は素直に、はい、とリーゼさんに返事をすると、

「その丸薬の効果は間違いないと思うよ」

 そう、二宮さんに伝えた。


「なんでそんなことが言えるの?」

 二宮さんが不思議そうな顔で尋ねる。そりゃ、そうか。突然俺が、間違いないと言ったら、不審に思うよな。


「ベス村はみんな水色教を信じているみたいなんだ。それだけ、みんなが信じるってことは、水色教にはすごーい、幸せをもたらすパワーがあるんだと思うんだ。論理的ではないけど、だから信じていいと思うよ」


「たしかに論理的ではないけど、言いたいことはわかるわ」 二宮さんが納得している……


 工藤さんは、ウンウンうなずいている。


(初めて良いことを言ったので、1ポイントゲットです)


 みんな、ほめてくれてうれしいんだけど、リーゼさん、ポイントゲットってなにさ。


 ポイント七つで、なにか出てきて願いを三つ叶えてくれるとか? それはないか……














お読みいただき、ありがとうございます


ブックマーク、高評価、いいね、感想等くださると、とてもうれしいですし、めちゃくちゃ励みになります


よろしくお願いします


あと、もしよければ、


【悲報】楽しみにしていたジョブは【愚者】でした


も読んで下さいね

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