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可笑しな世界の狂騒譚  作者: トテツモナク更新が遅い姫
1/1

遊戯定義説

この世界は遊戯である

私はそう結論付けた

いやそうせざるを得なかったと言うべきか

前述にもあるが私は私でない記憶を持っている

これはただの妄想なのか本当の事なのかは分からない

ただ本当の事と仮定するとこの結論に至ってしまう

私でない記憶によると世界というのは一般には複数の大陸、数多の国、多種多様な人種・生物に溢れている

しかしこの世界はどうだろう

この世界には確かに3つの大陸があり6つの国、3つの人種がある

しかしそれだけだ

それだけしか無いのである

3というのを多種多様と言うにはいささか無理があるだろう

しかしこれだけでは当然この世界が遊戯であるという判断は出来ない

私は出会ってしまったのだ自らを神と騙る存在に

そしてその存在は言ったのだ

「玩具にしては賢いじゃないか。面白い神が直々に知識を授けてやろう。」

そうして私は更なる知識を、叡智を得たのだ

これを読んでいる者は荒唐無稽だと思うかもしれない

そんな理由で判断するのかと

しかし私はそうだとしか言いようがない




不味い例の神を騙る輩がこの世界を編纂すると言い始めた

全人類に対してだ読んでいる者は混乱するかもしれないが我々にも時間がない

急いでこの内容を保管しなくては



















ふと目が覚めると私の足元にこの手帳が落ちていた

この書き込みがある前のページを見てみるとよく分からないことが書かれていた

明らかに私の筆跡だが全くもって私の研究分野の内容でない

しかし何かの縁かと思いこの書き込みと共に残しておこうと思う

いつかの私やこの内容を理解するもののために








――とある天才学者の手記より抜粋

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