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ハーフエルフの少年  作者: リンネ
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第35章 相反する者

第35章 相反する者




「あれ?ここどこだろう」


気が付けばボクは白い空間の中にいた。

周りを見ても何もない。


「やぁ、待ってたよ」


「誰?」


声がする方を見ると、そこには銀髪でボクと同じ服を着て、同じ歳くらいの子がいた。

いや、ボク自身がいた。


「ボクは君だよ。レナートだよ」


ただ唯一違ってたのは、目の色だ。

ボクの目は青。でももう1人のボクの目は赤。


「なんで...?それに、ここはどこ?」


「ここはボクの、君の心の底」


「心の底?」


「君が奥底で抱く怒りや憎しみの感情そのもの」


「ボクの怒りや憎しみ...?」


「エルフのリーフと本当に仲良くしていいの?

人間を兄と呼んで懐いてていいの?」


「え?」


「あいつらみんなボクを忌み嫌う人間やエルフの仲間じゃん。なんでそんな奴らと一緒にいるの?」


「.....」


「答えないって事は思ってるんでしょ?

本当は人間やエルフなんかと仲良くしたくないって」


違う...。


「違わないよ。本当は復讐したい」


違う!


「冒険者になったのも力をつけてあいつら倒す為」


違う違う違う違う!

ボクは...ボクは...!


「素直になっちゃおうよ。楽になるよ?」


絶対...




「嫌だ!!!」


「キュ!?」


「はぁはぁ...あれ...?」


船の客室...なんだ...


「夢か...」


「キュー」


「スエール...大丈夫だよ...風邪のせいか変な夢見ただけだから...」


〝答えないって事は思ってるんでしょ?″


「思ってなんか...」


「キュ」


スエールがボクにすり寄ってきた。

とりあえず頭を撫でてやる。


「スエール...」


ボクはスエールのお腹のあたりに布団ごと潜り込んだ。

するとスエールはボクを包み込むように丸くなる。

いつのまにか大きくなったんだね。

2メートルにはなったのかな?


「あったかい...ちょっとだけ...このまま...」


頬に少し涙を流しながら、ボクは再び眠りについた。



「迷った!」


うーここどこ?

レナートが寝てる部屋わかんなくなっちった。

そうだ、外に出ればギン兄ちゃんやヘレナ姉ちゃんが居るんだっけ?


「よし、えーっと...どっちに行けばいいんだろ?」


上かな?

階段探そう!


「って...あーレナートの魔力感知したらいいんじゃ〜ん、ボクって天才?」


よし、じゃあ早速...

...


.....


.......


感知できないし...なんで?


「優しき風よ切り裂け!ウィンドカッター!」


やけくそで魔法撃ってみた!

撃ってもしょうがないんだけどね?


「ギャー!!」


「あ、なんか当たっちゃった?」


うん、逃げよう。

リーフは方向音痴?

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